宝くじやギャンブル、くじ引きなど、実は生活の中に潜んでいる「確率」。中学生のときに数学の授業で習ったことを覚えているでしょうか。今回は、確率の問題に挑戦をしてみましょう。
確率の考え方がしっかりしていると、日常生活でも得をすることがあるかも!?
問題
2つのサイコロを同時に投げるとき、2つの目の和が8になる確率は?
ただし、サイコロの目の出る確率は同様に確からしいとする。
数学の授業でも、このような問題を見たことがあるでしょうか。サイコロを投げて確率を考えるのは、ギャンブルのようなシチュエーションですね。
問題文後半の「サイコロの目の出る確率は同様に確からしい」という文章、なかなか普段使わない言い回しです。
「同様に確からしい」というのは、1〜6のどの目も、出る確率が同じという意味です。「1だけが出やすい」というイカサマのサイコロではないということですね。
さて、2つのサイコロの目の和が8になる確率、計算できたでしょうか。
答えは「5/36」です。
解説
確率は、以下のような分数で計算することができます。
(その事象が起こる場合の数)/(すべての場合の数)
「すべての場合の数」というのは、確率を考えるときに起こりうるすべてのパターンがいくつあるか、ということです。
今回は、サイコロ投げを考えています。
サイコロ1つだと、1、2、3、4、5、6の全部で「6通り」です。
サイコロ2つだと、6×6=「36通り」になります。
「6+6=12通りじゃないの?」と思った方、これはよく間違えてしまう部分です。
サイコロ2つの「すべての組み合わせ」を考えなければいけません。
AのサイコロとBのサイコロの組み合わせを(A、B)と表すと、
(1、1)(1、2)(1、3)(1、4)(1、5)(1、6)
(2、1)(2、2)(2、3)(2、4)(2、5)(2、6)
・・・・
全部書き出すと、36通りあることがわかるはずです。
そして次に、「その事象が起こる場合の数」を考えます。「事象」という難しい言葉を使っていますが、要は「できごと」という意味です。
今回の問題で言うと「2つのサイコロの目の和が8になるのが、何通りあるのか」と言うことです。
全部で36通りのうち、足して8になる組み合わせを探しましょう。
(2、6)(3、5)(4、4)(5、3)(6、2)
の全部で5通りです。
したがって、問題の答えは「5/36」ということになります。
まとめ
数学では確率を分数で表すことが一般的ですが、パーセントに直すこともできます。
今回の であれば、5÷36=0.138…なので、およそ13.8%の確率といことになります。このようなパーセント表示にした方が、「当たる確率」と言われたときにイメージしやすいですね。
宝くじやギャンブルの確率は、さらに色々な条件が加わって複雑な計算になりますが、基本的な考え方は今回の問題と一緒です。確率の勉強をしっかりやっていると、くじ引きのときなどに得をすることがあるかもしれませんね!
文・監修:SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」。
編集:TRILLニュース編集部