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「怪訝」とはどんな意味の言葉?その読み方は?

  • 2023.5.22

不思議で納得できないことを「怪訝」と表現します。 これら「怪訝」は原因がわからず不審に思うことを意味します。 しかし、そもそも「怪訝」はどこから来た言葉なのでしょうか?

今回はそれら少し難しい「怪訝」という言葉について解説します。 ここでは「怪訝」の意味はもちろん読み方や成り立ちなども併せて説明します。

「怪訝」とは

「怪訝」の読み方は2つ

そもそも「怪訝」はどう読むのでしょうか? これら「怪訝」の読み方は主に2つあります。

1つ目が「けげん」という読み方です。 2つ目が「かいが」という読み方です。

どちらの読み方も基本的には同じ意味となります。 両方、怪しんで変に思うことを意味する言葉です。 ただ、読み方で微妙にニュアンスが変わることもあるので注意しておきましょう。

「怪訝」の意味

「怪訝」とは不思議で納得がいかないことです。 これは事情や理由、原因がわからず不審に思うことを言います。 つまりは訝しく思ったり怪しく感じたりすることを意味します。

特に明確な根拠や証拠がないものの疑いが残ることの表現として使用されることが多いです。

これらは「怪訝な表情」「怪訝な態度」のように使用します。 その場合、不思議で納得がいかないような表情や態度を言います。 そこは困惑しているようなニュアンスが含まれると覚えておきたいです。

「怪訝」の由来

では「怪訝」はどこから来た言葉なのでしょうか? ここからは「怪訝」の成り立ちについて見ていきましょう。

怪訝の原形は「化現」

「怪訝」の原型は「化現」という言葉にあると考えられています。 これら「化現」は神様や仏様が人を救うためにこの世に現れることを指す言葉です。

かつては神様や仏様などが姿を変えて現世に降り立つことに対して、「信じられない出来事=化現」と表現したのだとか。

転じて「不思議」という意味を持つようになったとされています。 さらにそこから「怪しむ様子」を意味するようになったのだとか。

その様子を漢語「怪訝」で表現したのが「怪訝」の成り立ちと言えるでしょう。

「怪訝」の類義語

最後に「怪訝」の類語後についても見ておきましょう。 「怪訝」の類義語には「猜疑」「懐疑」などがあります。 これらは字面も似ているので、併せて覚えておきたいです。

猜疑

「猜疑」とは他人の言動や性質を理解せずに妬んだり嫉んだりすることを意味する言葉です。

「何か企んでいるのではないか」と疑心暗鬼になることを言います。 それら裏があるのではないかと疑うことを「猜疑」と表現します。

その点が「怪訝」と重なるものがあるのではないでしょうか。

懐疑

「懐疑」とは物事に対して疑いを持つことを意味する言葉です。 また、自他の存在や見解などについて疑うことも言います。

それら特定の命題の真偽を決定するほどの確証がなく動揺してしまうことを「懐疑」と表現します。

その点が「怪訝」に通ずるものがあるかもしれません。

まとめ

「怪訝」は日常会話でもよく耳にする言葉となっています。 特に「怪訝そうな顔をする」などのような使用例が見られます。 これらは不思議に思って納得できないことを言った言葉です。 特にスッキリと解決せずにもやもやと疑いが残ることを言います。

ちなみに、これらは読みも2つあって「けげん」と読まれる他に「かいが」と読まれることもあるので注意しましょう。 そこはどちらも同じ意味ですが、状況でニュアンスが変わることもあるということを覚えておくと安心です。

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