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「お父さん、実は…」小5の娘が体の変化を告白→父の取った行動は!?

  • 2023.5.21

小学5年生の昼休みに初潮を迎えた私は、突然のことに驚いたものの、経験者の友人に助けてもらって危機を脱出。その後は普段通りに部活をして帰宅したのですが、帰って母に相談しようと思ったら不幸にも不在で……。

小5の昼休み、下半身に違和感が!

私が初潮を迎えたのは小学5年生のときです。午前中の授業を終えて給食を食べ終わり、昼休み時間に入ったとき、下半身が濡れているような違和感に気づいたのです。お漏らしかと思ってトイレに駆け込むと、下着に真っ赤な血が付いていました。

同級生の中でも比較的早く初潮を迎えた私ですが、すでに生理がきている子もクラスに何人かいました。幸いなことにそのうちの1人が仲のいい友人だったので、昼休みに急に初潮がきた私は慌てて彼女に事情を説明し、ナプキンを譲ってもらって難を逃れたと記憶しています。下着には経血が漏れて少しだけ汚れてしまっていましたが、トイレットペーパーで拭いてそのまま下着をはきました。

初潮を迎えた日の放課後、バスケ部に所属していた私はいつも通りに練習で走り回り、クタクタになりながら帰宅しました。そしてお風呂に入る前にトイレへ行ったときです。「あっ!! そういえば今日、生理がきたんだった!」と思い出しました。

部活に集中していたあまり、私はその日のお昼から出血していることを、今の今まですっかり忘れていたのです! 経血の少なさも初潮を忘れていた一因で、友人にもらったナプキンにはほんの少ししか経血が付いていませんでした。

母が不在で父に事情を説明すると…

お風呂に入って新しいナプキンに替えたい私は、初潮がきたことを母に伝えてナプキンをもらおうと考えたのですが、この日はあいにく母が地域活動の見回りで不在。家には父しかいません。私はどうすればいいのか悩みました。

トイレやお風呂に入ったときにどうすればいいのか、少し汚れた下着はどうやって洗えばいいのか、新しいナプキンはどこにあるのか、私にはわからないことだらけです。母に直接聞きこうにも小学生だった私はスマホをまだ持っておらず……思春期で恥ずかしい気持ちもありましたが、やむなく父に初潮がきたことを告白しました。すると、父は「えっ! どうしよう、女の子のことはわからないから……お母さんに帰ってきてもらおうか」と、大慌てで母に連絡。

大急ぎで帰ってきた母の第一声は、「生理がきたことも忘れてそのまま部活してたの!?」でした。母としては、初潮を迎えた娘に対する心配もありながらも、普段通りに部活をしてきたことへの呆れのほうが大きかったようです。

その後、母は私に向かって「そろそろ初潮を迎えるころかなと思って準備してたよ。お母さんもあなたと同じころに迎えたから」とやさしく話しかけてくれ、私用のナプキンと生理用ショーツを手渡してくれました。母に感謝を告げた私はお風呂に入ったあと、母から改めてナプキンの着け方を教わりました。

後日、家族に初潮のお祝いをしてもらい、このエピソードは笑い話となりました。家族で最初に打ち明けた相手が父だったおかげで、その後は生理がきても「恥ずかしい、バレたくない、イヤだ」といった感情を抱くこともなく、むしろ生理痛がひどくて体調を悪くしているときは、母だけでなく父もいろいろ気づかってくれるようになりました。

監修/助産師 松田玲子
文/山田 杏さん

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ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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