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ダルさ、むくみ…大人女子の多くが罹患する「橋本病」になりやすいNG習慣3つ

  • 2015.12.9
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「ダルさやむくみは飲み過ぎのせい」と考えていませんか? もしかしたら、それ『橋本病』かも。

実は、橋本病を患っている人は、男性よりも女性の方が20~30倍も多いのです。また、この症状は20代からみられるようになり、30代~40代に最も多いといわれているため他人事ではないはず。

そこで今回は予防医療推進協会の理事長を務める筆者が、“橋本病の原因となりうる生活習慣”についてご紹介したいと思います。

 

■「橋本病の原因」になりうるNG生活習慣3つ

橋本病は“甲状腺臓器特異性自己免疫疾患”の一種。何らかの原因で体質が変わり、自分の身体の一部である甲状腺を“異物”とみなして自己抗体が攻撃を仕掛けることで、甲状腺が炎症を起こしその機能が低下していく病気です。 この『橋本病』は、誰もがやりがちな習慣が原因でなってしまうこともあります。

(1)ついつい「同じモノ」を食べている

筆者が個人指導していると、「私は好き嫌いはありません」とは言うものの“食事に偏りがある”人は少なくありません。好き嫌いと偏食は別物です。「特に嫌いじゃないけど、ついいつも同じものばかり食べている」ということは立派な偏食です。

なかでも、健康志向の女性に多くみられるのが“野菜や海藻に偏った”偏食。 野菜や海藻はビタミン・ミネラル・食物繊維と必要栄養素がしっかり摂れるので、身体に良い食品であることは間違いありません。

しかし、野菜や海藻に偏ってしまうと、タンパク質や脂質が不足して貧血になったり、ホルモンの異常に繋がったりします。また海藻、特に昆布に多く含まれる“ヨード”の摂りすぎは“橋本病の一因”ともされています。

料理に昆布出汁を使う程度であれば何の問題もありませんが、健康の為と昆布水を毎日飲む、低カロリーだからと小腹がすいたときに毎日、茎ワカメや酢昆布などを食べるのはオススメできません。

(2)既に「冷え性」である

次の生活習慣に思い当たることはありませんか?

●「オシャレは我慢!」と寒くても、薄着で過ごす

●暖かい部屋の中だからと冷たいスイーツや冷たい飲み物を飲んでいる

●低カロリーだからとトマトやきゅうり、ナスなどの夏野菜ばかりを食べている

●「時間がないから」と入浴を短時間のシャワーで済ませている

体は冷やされると血行が悪くなり、それに伴い免疫異常が起こりやすくなります。筆者が個人指導をするクライアント様の中にも橋本病の方がいらっしゃいますが、皆さん橋本病発症の前から冷え症があったそうです。

(3)ストレスフルである

病気の90%にストレスが関係しているとWHO(世界保健機構)の発表があったように、免疫異常にもストレスは無関係とはいえません。ストレスコントロールはうまくできているでしょうか?

「ストレスがたまったらパーッと飲みに行っているから大丈夫!」というあなた、実は“飲んで騒いでストレス解消”は逆にストレスをため込んでしまう行為です。本当にストレスを解消するためには、脳を休める“オレンジ色”の光のもとで静かな時間をゆっくり過ごすことをオススメします。

 

西洋医学ではその原因がまだ不明なところも多いこの橋本病。しかし視点を変えて東洋医学から橋本病の症状をみると、“気虚・気血両虚・陽虚”と考えられ、過度なストレス、間違ったダイエット、過労、身体を冷やす生活習慣や食習慣、夜更かし、冷えなどがその原因とされています。

いずれにしても、ついやりがちな生活習慣が辛い病気の原因になりかねないことを意識することが大切ですね。

【著者略歴】

※ SAYURI・・・長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。

【画像】

※ Photographee.eu / shutterstock

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