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「あっ、好き。」“相手のことが好きだと自覚した瞬間”って、どんなとき?

  • 2023.6.5
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画像:TimeImage Production/Shutterstock.com

みなさん、ご機嫌よう。ロンドン在住、アラフィフ既婚ゲイ男子のジュージーよ。今回は、「あの人のこと、好き…」って気付く瞬間について解説していくわね。

今の旦那と15年も連れ添っているので、まるでセピア色の写真のように遠い記憶なんだけど、私の経験と他の方の体験談に基づき、あの瞬間を文字で表現しようと試みるわ。

本日の質問…

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ジュージーからのアドバイス

1:鐘の音が聞こえる

私の母は、父に一目会うなり、好きだの一目ぼれだのなんて次元ではなく、結婚まで感じたんだって。「嘘のようだけど、ウエディングベルが聞こえたの!」って真顔で言うの。それが聞こえた後、「この人が好き」って感情が湧き出てきたんだって。

「鐘の音が聞こえるなんてどういうことかしら?」って信じがたかったんだけど、私がイタリア人の旦那に初めて会った時…何時間も話をする内に、急に鐘の音が聞こえたの! 母の話を聞いていたからそう感じただけかもしれないんだけど、不思議と確証が湧いて出てきて、「この人が好きで、ずっと一緒にいたい」って思ったの。

周りのカップルに話を聞くと、やっぱり何かしら直感が働くってことはあるみたい。初めて会った時に、「なんか放っておけない感じがして」とか「ずっと一緒にいるんだろうなぁ」とか、すごく漠然としていて、説明しがたい感情が湧いたとのことよ。

2:相手のことが頭から離れない

知らず知らずの内に、あなたの脳内に住み着いている輩がいる。嫌いな人だからではなく、なぜか気になる存在。理由を考え続ける内に、急に「あ、好きになっちゃったんだ」と気づく時がある。

それは彼のある一言に心揺り動かされたからなのか。彼が雨の日に傘を貸してくれたからなのか(昭和のドラマでよくあった例)。きっかけが思い当たることもあれば、そうでないこともある。

ただ彼のことが頭から離れないって、やっぱり、それって、好きなんじゃね?

3:体が反応する

平安時代の歌人が、「好きすぎて泣いてばっかりいるので、着物の袖がいつも濡れっぱなしよ~」と詠じたように、好きが高じると、恋煩いになりますよね。好きを自覚しているか否かにかかわらず、急に食欲が無くなったり、急に涙が出てきたり、体が反応する時がある。

私の初恋は高校2年生の時で、同じクラスの男子でした。好きになったきっかけは思い出せないんだけど、彼のことしか考えられなくなり、恋煩いしてた当時の思い出が蘇ってくるわ。結局どうなったのかって? まだLGBTQ+の容認度が今ほど高くなったあの時代に、都会から遠く離れた地方都市で、私は勇気を出して告白したわよ。結果は読者諸賢のご想像にお任せするけどね。

まとめ

みなさんは、「好きだと気付く瞬間」にお気づきになるタイプかしら?

私の感覚だと、好きっていうのは、頭で理解するものではなく、まず体が反応する生理現象なんじゃないかって思うの。

だから、自分の中に湧き出でる感情に向き合い、結果を恐れず、人様に迷惑をかけない範囲でそれに従ってみることをオススメするわ。良かれ悪かれ、結果さえ出れば次のステップは自然とわかって来るだろうしね。どんな感情であっても、常に向き合うようにしたいものよね。

 



文:ジュージー・エレガンザ/ライター
1996年よりロンドン在住のゲイ男子。ロンドン大学SOAS卒業後、国際線CA、モデル、カスタマーサービスマネージャーなどを経験した後、現在は大手ゲーム会社のマーケティング部で通訳、翻訳者として勤務する傍ら、フリーのライターとしても活動中
編集:TRILLニュース編集部

※記事内の画像はイメージです。