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100均のザルを活用して、ドライフラワーの居場所作り♪ プチプラ花コーデVol.113

  • 2023.5.18

プチプラ雑貨を使って、もっと暮らしと花を楽しんでみませんか? 100均などのプチプラ雑貨とフラワーアレンジを日々楽しむ、フラワーデザイナーの川守由利子さんに、旬のプチプラ花コーデを教えていただきます。

ドライフラワーをインテリアとして飾って収納

生花を飾ったあとはいつも、ドライフラワーになりそうなものは、そのまま乾かして楽しんでいます。スワッグにしたり、リースにしたり、キャンドル作りなどのフラワークラフトに使ったり…。

今年の春はミモザを楽しんだあと、ドライフラワーにしていました。

部屋にはミモザをはじめ、ドライフラワーが増えてきたので、インテリアにもなる収納場所を考えていました。

思いついたのが、100均のザルのリメイク。ドライフラワーを飾りながら、収納もできる花の居場所を作ってみたいと思います。

100均の塗料で、ザルがシャビーシックに変身!

用意したのはザル3つ、それから白い水性塗料、麻紐に筆です。

プチプラアレンジ

ザルはダイソーで売られていたもののなかで、直径約15cmのものを3つ買いました。これに白の水性塗料を筆で塗っていきます。

プチプラクラフト

さらに、使い古しのタオルの切れ端を用意しました。このタオルで、塗った塗料を伸ばします。また、水性塗料を直接タオルにつけて、ポンポンとザルを叩くようにして、白のニュアンスを出しました。

塗るときはキレイに塗ることを意識せず、少し雑な感じで風合いを出すといいでしょう。シャビーシックな雰囲気を目指しました。

プチプラクラフト

ザルがシャビーシックな雰囲気に変わっていくので、塗料をつける作業は楽しいです。ザルは白い水性塗料を塗ったことで、インテリアに馴染みやすくなりました。

用意した3つのザルすべてに、水性塗料を塗ったら乾かします。

ザルのアレンジ

購入したときのザルと、だいぶ印象が変わってきました。

ザル3つをつなげれば、おしゃれ雑貨風に見えます

塗料が乾いたら、ザルに紐を通していきます。用意したのはアイスピックと麻紐です。

ざるのアレンジ

アイスピックは、花の仕事用として長年愛用しているもの。花を段ボールで送る際、アイスピックで段ボールに穴をあけて紐を通し、花が動かないように固定していました。

そのアイスピックを使い、ザルの上のほうに穴をあけていきます。これは目打ちでも代用可能です。

ザルのアレンジ

ザルの上部3カ所に穴があきました。

次に、麻紐の出番。約30cmの長さにカットしたものを9本用意しました。

ザルのアレンジ

麻紐は1本ずつ、穴を開けたザルに通していきます。通したらしっかりと固結び。余計な麻紐はカットします。

ザルのアレンジ

穴をあけた3カ所に麻紐を通し、固結びしました。

ザルのアレンジ

通した3本の麻紐を持ち上げ、まとめて結びます。

ザルのアレンジ

次に別のザルも同じように上部3カ所、こちらは下のほうの金具の内側にも、穴を3カ所あけます。

ザルのアレンジ

金具の内側の3カ所に穴をあけたあと、外側にも3カ所穴をあけます。

ザルのアレンジ

あけた穴に麻紐を通して、しっかりと結んでいきます。

ザルのアレンジ

麻紐をつけたら、3つのザルを麻紐でつなぎます。

ザルのアレンジ

上下のザルのバランスを確かめながらつなぎ、見せる収納が完成です。

ザルのアレンジ

おしゃれな雑貨風の収納ザルになりました。ドライフラワーを入れたら、ザルということを忘れちゃいそうです。

ドライフラワーと器のバランスが、飾るときのカギ

完成したザルに、ドライフラワーを入れていきます。

ダスティミラーは1年前にドライフラワーにしたもの、カスミソウ、ユーカリ、ミモザは最近ドライフラワーにしたものです。

ドライフラワーは、アンティークな雰囲気が出てくるところが魅力です。器に置くだけでも独特の世界観を演出してくれます。

ドライフラワーの収納は、そのままかごに入れるだけでもよさそうですが…。私は、インテリア感も兼ね備えたいので、ちょっとだけ手を加えることにしました。

まずはドライフラワーをザルに入れて、バランスを確認します。ドライフラワーは丈が長すぎるとザルから落ちてしまうので、ザルにいちど入れて、丈の長さの確認しました。

ザルのアレンジ

ほどよい長さを確認したら、長い部分は手で折ったり、ハサミでカットしたりして調整します。

ザルのアレンジ

カットしたドライフラワーをまとめ、麻紐で下のほうを縛ります。

ザルのアレンジ

麻紐でくるくると3、4回巻いて、小さなブーケを作りました。

ザルのアレンジ

小さなブーケにしたドライフラワーは、リメイクした3つのザルの右側に入れたり、左側に入れたり…。これで完成です。

ザルのアレンジ

ドライフラワーが増えてきたら、この中に足していこうと思います。たくさんのドライフラワーが入ったらボリュームが出て、賑やかになりそうです。

ザルで作ったドライフラワーの居場所作り、これまでと違った楽しみができました。

ドライフラワーは花や葉が落ちやすいので、扱いには要注意。落ちたものは、かごにただ入れておくだけでもいいですね。

ザルのアレンジ

壁やカーテンレールに引っ掛けられるので、花の置き場所の選択肢が増えました。

ザルで作ったドライフラワーの”見せる収納”。部屋のインテリアの雰囲気までも変わった気がします。

今回の材料をご紹介(ドライフラワー以外)

  • ザル…100円×3個*ダイソー
  • 筆…100円*ダイソー
  • 水性塗料…100円*ダイソー
  • 麻紐…100円*ダイソー

合計600円(税抜)

ほかに、ドライフラワー、ハサミ、アイスピックまたは目打ち、古いタオルを用意。

活躍の予感! ベランダガーデニングでも使えるザル

今回作ったザルリメイクの収納は、垂れ下がるようなグリーンもすごく合うなあと思いました。

試しにフェイクのグリーン類、グリーンネックレスやエアプランツを入れてみました。

ザルのアレンジ

一方で、ベランダで楽しんでいる小さな植物を入れても楽しそう。アイビーを入れてみると…。

ザルのアレンジ

吊るす場所があれば、縦に飾ることができるのも場所を取らなくて嬉しいです。

ベランダのガーデニングの雰囲気が、少し変わって気分転換になりました。ザルなので水やり後に水が貯まることもなく、根腐れの心配がないのもいいですね。

花時間
Credit
写真&文 / 川守由利子 - 『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。 -

かわもり・ゆりこ/花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。

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