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【流山】旬の新茶と頂きたい☆自家製あんの甘味に舌鼓「和菓子や めい月」

  • 2023.5.18

5月に入り、初夏の陽気もちらほら。今が旬の新茶とともに頂きたい甘味を求め、今回は「和菓子や めい月」さんに行ってきました♪

場所は、流鉄流山線の流山駅西口から徒歩7分ほど。真新しさを感じるのれんをくぐれば、上品で美しい和の世界観。それもそのはず、昨年12月にオープンのこちらのお店は、赤坂の名店で約10年修業されたという女性オーナーさんが、お一人で切り盛りされています。

出典:リビングかしわWeb
良質な素材を活かした「自家製あん」

手間暇かけて作られる、こだわりの「あん」は全て自家製。製餡所から仕入れた生あんを使用して商品作りされる店舗もある中、修業先での「完全自家製」の経験を活かしたい、良質な素材の風味や口当たりなどを追求するためにも、オーナーさん自身で製餡されているそう。

特に製餡所から仕入れた白あんは、漂白剤を使うことで真っ白に仕上がっているのだとか。消費者としては、なるべく無添加の和菓子を頂ける方が、より安心でありがたいですよね。

出典:リビングかしわWeb

左:季節の干菓子、右:桜干菓子(各350円)

普段あまり見かけない「干菓子」という商品を発見し、お聞きすると「寒天の回りに砂糖の衣を薄く付けたもの」とのこと。試食させて頂くと、シャリっとした不思議な食感で、ほど良い甘さ。ちょっとクセになりそうな美味しさでした。

出典:リビングかしわWeb

季節ごとに形や素材が変わる上生菓子(各280円)

出典:リビングかしわWeb

左:さいころ寒氷(120円)、右:お店イチ押しのくるみゆべし(260円)

そういえば「寒氷」という商品も、よく知らないな~と後になってから思い、「めい月」さんの公式Instagramをチェック。すると、このような説明書きが。 寒天と砂糖を水に溶かして煮詰め、その寒天液を適度な温度に冷まし、すりこぎで撹拌。徐々に空気を入れていくことで、白く、独特な口当たりになるのだそう。

まだ味わったことのない甘味が、日本各地にたくさん存在するんでしょうね。慣れ親しんだ定番の味もいいですが、地元のお店で未知の商品を気軽に頂けるのは、新鮮で楽しくなります。今日はどんな和菓子に出会えるかな~と、ついつい足を運んでしまいそうですね☆

出典:リビングかしわWeb

定番の豆大福や、季節限定の桜餅など。

出典:リビングかしわWeb

王道のどらやきは、ふんわり生地に甘さ控えめの粒あん(200円)

匠の技が光る「四季折々の上生菓子」

どれにしようかと考えた末、やっぱり練り切りが好きなもので、上生菓子3種を購入することに。実は、そのうちの1つ「筍」を見た瞬間、私の甘い物へのアンテナがピピっと反応しまして。かわいらしいフォルム。それに、くるみあんが使用されているのも珍しいですよね♪

出典:リビングかしわWeb

手前:「菜種梅雨」、左奥:「桜花」、右奥:「筍」

まず1品目に、きんとんの「菜種梅雨」を頂きました。中心が粒あん。その回りには黄緑色の糸状のあん。てっぺんには、さらに細かな糸状の黄色いあんが。よく見ると、菜の花を濡らす透明な雨粒まで表現されています。 回りのあんは、口の中で糸がほどけるような繊細さ。噛んでいくうちに、なめらかに。それに対して、中心の粒あんは小豆の皮がアクセントとなり、ひと口でいくつもの食感を楽しめました。

2品目は、練り切りの「桜花」。中心がこしあん。その回りを、淡いピンク色のあんで包んであります。桜の花びらが重なった形が美しいですね。 口にすれば回りと中心が一体となって、とてもなめらか。練り切り特有の舌触りとともに、口の中で桜が舞い広がるような春の味わいでした。

最後に、練り切りの「筍」。中心がくるみあん。その回りを包む、おうど色のあん。穂先だけ黄緑色になっていたり、くぼみや薄皮といった細やかな表現。筍の素朴な愛らしさを感じます。 味わってみると、なめらかさの中に時折やってくる、擦ったくるみの粒々が香ばしい一品。おそらく、くるみあんを使った練り切りを頂いたのは初めてでしたが、コクがあって美味しかったです♬

3品すべて、手のひらサイズでありながらも、満足感のある上品な甘み。オーナーさんの匠の技から生み出される上生菓子一つ一つに、まじめな仕事ぶりを拝見しました。

出典:リビングかしわWeb

流山の特産品である「みりん」や、その搾りかす「こぼれ梅」を加えた商品の販売。 さらには、和菓子作りの体験プログラム(同じく、流山の「葉茶屋 寺田園」さんとのコラボ)も開催されたりと、四季折々に展開される「和菓子や めい月」さんの豊かな味わいが、これからも楽しみです☆

洋菓子とはまた違った美味しさ、造形の美しさ。みなさんも新茶やお抹茶などと一緒に、舌鼓を打ってみてはいかがでしょうか。

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