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熟練キャディも困惑する“隠れゴルフ初心者”なふるまい…あなたは大丈夫?

  • 2023.5.17

こんにちは、ハウスキャディ歴●年のB子です。さて、先日のこと。「この子、初ラウンドなので迷惑かけますがよろしくお願いします」と、あるお客様から同伴者を紹介されました。キャディとしては、初心者であることをスタート前に言っておいていただけると助かるものです。それならば、その初心者の方を重点的に見る形で……とスタートしたのですが…。

1ホール目にして「何かおかしい」と、長年のキャディ経験から来る勘が警告を鳴らしています。初ラウンドの方を紹介してくださったお客様も、もしかして……?
ということで試しにお聞きしてみたところ、実はまだラウンド4回目。まだまだ初心者マークのゴルファーだったのです。

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ゴルファーの誰もが通る、ゴルフ場デビュー。そんな緊張の日を乗り越え、ラウンドも数回目となれば慣れたもの。「もう私、ラウンド〇回目だし、初心者じゃないもんね!」と思っているあなた。本当にもう初心者じゃないと言い切れますか? というわけで、隠れ初心者チェックを兼ねた「初心者あるある」をお伝えします。

◆ゴルフ初心者あるある

・ヘッドアップが早く、空振りやトップをしがち

ヘッドアップによるミスは初心者に限った話ではありませんが、ボールの行方が気になるのか、初心者ゴルファーにとくに多いです。とりあえず前に進むことが大切なので、ボールの行方よりも、まずはボールに当てることを考えましょう。

・ボールがどこに行ったのかわからない

自分の打球がどこに行ったのかわからない方も、初心者ゴルファーの特徴。打球の方向しか意識していないので、ボールの位置を通り過ぎてしまう方も。「〇〇の方向」で覚えるのではなく、「あの木の何ヤード手前」「100ヤードの杭の横」といったように、目印を覚えるようにしましょう。

・自分の打つ順番に自信が無い

「グリーンまで遠い人から順に」を頑なに守っている間は、初心者から昇格できません。自分の飛距離を知って、前の組との距離を把握して、誰が打つ番かがわかるようになってやっと昇格です。お仲間に「あなたの番」と教えられている内は、まだまだ初心者と考えたほうがいいでしょう。

・誰かが打つときは、ただ立ち止まれば良いと思っている

動いてはいけない位置や立ってはいけない場所が、わかっているようでわかっていないのが初心者。目の前に木があるような場所から打とうとしている同伴者の後ろや、バンカーから打つ人のピン方向の先など、離れていたとしてもかなり危険な場所があります。どんなことが起こりうるのかをイメージしながら動けるようになって、はじめて一人前!

・どのクラブが何ヤード飛ぶかわからない

番手ごとの自分の飛距離がわからないうちは、まだまだ初心者。「練習場なら〇〇ヤード飛ぶのに」「前はこれで〇〇ヤード飛んだ」と考えている内は、自分の飛距離がわかっていない証拠です。

・スコアが数えられない

ロングホールでずっとウッドを握っていたせいで、何度打ったかわからなくなった……せっかく持っているスコアカウンターを押し忘れた……なんていうのも“あるある”です。

ペナルティの数え方に自信が無い方は、初心者に限った話ではありませんが、OBとペナルティエリアの数え方ぐらいは覚えておくのが◎。

・クラブやヘッドカバーをどこかに忘れきてしまう

とくに注意したいのは、コース内への忘れ物の多さ。クラブを数本持っていった場合には、使わないクラブはボールの前など、打ったあとに忘れないような場所に置きましょう。ヘッドカバーはポケットに入れる、気にならない場合には外しておくことをお勧めします。
グリーン周りで使ったウェッジなどは、次のホールに近い場所に置くようにすることで、忘れ物を防げます。

・スコアの数え方は、徐々にシビアになるものと理解して

何回目かのラウンドとなると、どうしてもスコアが気になってくるものです。しかし、必ずしも前回よりいいスコアになるわけではありません。前のラウンドのスコアの方が良かった! なんて嘆くビギナーも多いですが、そのスコア、本当に正しいスコアだったのでしょうか。厳しい話ですが、打ちやすいところに球を出すよう同伴者からアドバイスを受けたり、空振りを見逃してもらったり……ということはありませんでしたか?

上級者の方がビギナーとプレーするとき、意識していることがいくつかあります。
例えば、グリーン上で早めにOKを出したり、ボールを打ちやすい場所へ誘導したり。空振りを見逃してあげるのも、よくある話です。なぜそうするかというと、スコアよりもプレースピードの方が大切だからです。

とはいえ、いつまでも初心者扱いは喜ばないでしょうし、正しいことでもないので、数え方や救済の処置など、ラウンド回数をこなせばこなすほどだんだんシビアになるのは当然のことなのです。

ゴルフの内容には関心がなく、スコアに一喜一憂している内は、まだまだ隠れ初心者と言えるでしょう。

◆キャディのB子 プロフィール

キャディのB子/あるゴルフ場のアルバイトキャディ。学生時代に家族の影響でゴルフを始め、大学のゴルフサークルに所属。就職活動に失敗し、ハウスキャディのアルバイトをして就職先を探すはずが、キャディが天職と気づく。シャンクが一番の敵。

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