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「秋の七草」にはどんな名前の植物がある?その覚え方は?

  • 2023.5.17
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日本には「春の七草」だけでなく「秋の七草」もあります。 これは食べるのではなく見る七草ですが、「秋の七草」もまた風情があって良いものです。

今回はそれら「秋の七草」について解説します。 ここではどのような植物が含まれているのか、その点を重点的に説明します。

「秋の七草」とは

まずは「秋の七草」がどのようなものか見ていきましょう。

「秋の七草」の由来は和歌にあり!

「秋の七草」は「春の七草」と比べてあまり知られていません。 「秋の七草」は山上憶良が詠んだとされるある2つの和歌から来たとされています。

その和歌が以下のものとなります。 「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種の花」 「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」 これから「秋の七草」が生まれたのだとか。

ちなみに、1つ目の歌では秋の野に咲く草花を指折り数えると7種類あることを言っています。 2つ目の歌では萩の花・尾花・葛の花・撫子の花・女郎花・藤袴・朝貌の7種類であることを言っています。

これら和歌に登場する草木が「秋の七草」なのです。 なお、「朝貌」に関しては諸説ありますが、「桔梗」の事を言っているというのが定説となっています。

「秋の七草」は食べるのではなく・・・

「秋の七草」は食べるものではなく見て楽しむものとされます。

本来「春の七草」は本来七草粥にして食べることで無病息災を祈るものとされています。 それに対して「秋の七草」はその美しさを観賞するものとされているのです。

ただし「秋の七草」は薬用にされるものなどを中心に選ばれているため、人間の役に立つものも多いそうです。

「秋の七草」に数えられているのはこんな植物

ここからは「秋の七草」に数えられる植物を見ていきましょう。

萩はマメ科に分類される植物とされています。 これらは主に7月~10月の秋にかけて咲く花です。 文字通り、秋に咲く草という意味を持っています。 なお、彼岸のおはぎはこの萩にちなむのだとか。

尾花

尾花はイネ科に分類される植物です 要はススキのことを意味する言葉となっています。 これらはその姿が動物の尻尾のように見えることにちなみます。 なお、これらススキも秋のイメージが強い植物と言えるでしょう。

撫子

撫子はナデシコ科に分類される植物となります。 これらは7月~10月など秋にかけて咲く花です。 ただ、ここでは日本固有種のカワラナデシコを指します。 これはヤマトナデシコの別名も持っているので間違わないようにしたいです。

女郎花

女郎花はオミナエシ科に分類される植物です。 これらは6月~10月など秋にかけて咲く花となります。 特に小さな花が群れて咲く姿が綺麗だと言われています。

藤袴

藤袴はキク科に分類される植物です。 8月~9月頃の秋に差し掛かると花を咲かせます。 昔は日本中の河原で見られる植物だったのだとか。 ただ、昨今は護岸工事などで見かけることも少なくなってしまいました。

桔梗

桔梗はキキョウ科に分類される植物となります。 これらは6月~10月などの秋にかけて咲く花です。 花の蕾が風船のようになっているのが特徴となります。 これらは日本に古くから自生していた植物の一種です。

「秋の七草」の覚え方

最後に「秋の七草」の覚え方についてまとめておきます。

語呂合わせ①:お好きな服は?

「秋の七草」は「お好きな服は?」という語呂合わせが覚えやすいです。

そこは「お=オミナエシ、す=ススキ、き=キキョウ、な=ナデシコ、ふ=フジバカマ、く=クズ、は=ハギ」と覚えましょう。

語呂合わせ②:ハスキーなお袋

「秋の七草」は「ハスキーなお袋」という語呂合わせも覚えやすいかもしれません。

そこは「は=ハギ、す=ススキ、き=キキョウ、な=ナデシコ、お=オミナエシ、ふ=フジバカマ、く=クズ」と覚えるのもありです。

まとめ

「秋の七草」は「春の七草」とは違い、見て楽しむものです。 秋はノスタルジックな季節ということもあって、これら「秋の七草」を眺めて過ごすのも良いかもしれません。 ぜひ、日本人の方であればこれら「秋の七草」も覚えておきましょう。

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