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【奈良おすすめ土産】漬物がお菓子に!発酵バターを使った「奈良漬サブレ」実食ルポ

  • 2023.5.15

奈良の伝統的な食材といえば「奈良漬」。その特徴を活かして、奈良女子大学とフランス菓子教室が共同開発した「奈良漬サブレ」は、大好物だとリピートする人も多い注目の洋菓子です。奈良漬が苦手な人にも好評のサブレを紹介します!

 

 

受賞歴もある「奈良漬サブレ」

白瓜・胡瓜・生姜などの野菜を酒粕に漬け込んだ奈良の伝統的な漬物「奈良漬」。その魅力を洋菓子として楽しめるのが「奈良漬サブレ」です。奈良女子大学の奈良漬プロジェクトと、フランス菓子教室「ドネー ドゥ ガトー」が共同開発した画期的なお菓子。

奈良漬は酒粕に漬け込んでいますが、奈良漬サブレは高温で焼き上げてアルコール分を飛ばしているので、お酒に弱い人や子どもでも食べられるのです。

2009年「奈良県観光みやげもの大賞」菓子・食品部門の最優秀賞、2016年奈良新聞社認定「奈良遺産70」、2018年ふるさと祭り「おみやげグランプリ」奨励賞を受賞し、2013年の伊勢神宮「式年遷宮」の年に外宮に奉納されるなど、奈良の伝統を新しい形で発信しています。

奈良漬と発酵バターの芳醇な香りとコク

気になったので、筆者も実食してみました!

「奈良漬サブレ」(税込648円)。1ケースに、500円玉硬貨ほどの大きさのサブレが8枚入っています。開発時、試行錯誤の結果、発酵食の奈良漬と同じ発酵食のバターは相性がよいことがわかり、贅沢に発酵バターを使ってサブレは完成しました。

奈良県産の小麦粉を使ったサブレ生地はサクサクで甘さも控えめで、発酵バターの香りが芳醇……。ほどよく厚みがあるので、小ぶりでも満足感のある1枚です。そして、チョコチップのように見えるのが主役の奈良漬。細かく刻んであるので、奈良漬が初めてでも苦手でも食べやすい大きさです。

サブレには、明治初期創業の奈良漬専門店「山崎屋」の「ウリ」の奈良漬を使っています。お店ごとに味わいが異なるいろんな奈良漬を分析した結果、最もサブレと相性がよかったのは、味醂粕(みりんかす)を入れて漬け込むことで甘みを出している山崎屋の奈良漬だったそう。

奈良漬をコリッと噛んだ瞬間に、その独特の深い味わいが広がり、少しの塩気が甘みを引き立てています。奈良漬と発酵バターのダブルの発酵食品が相乗効果で芳醇な香りとコクを増し、その後にはクリームチーズのような風味もふわんと通り抜けていきました……。驚きがあり、なんともリッチな調和を奏でている逸品。

気になる他のフレーバー!

店頭には、「奈良漬サブレ」のほか、ピリッとしたしょうがの奈良漬を使った「ほろっとサブレ~しょうがの奈良漬で~」(税込1,080円/10枚入)も並んでいて、こちらも気になるところ!

もちいどのセンター街にある「ドネー ドゥ ガトー」の神谷さんが生み出したアメの専門店「ならBonbon」には、「ほろっとサブレ~大和橘&いちご~」や「ほろっとサブレ~しょうが&ナッツ」など、見た目も可愛らしいサブレも単品で販売していました。大和野菜や吉野本葛など奈良ならではの素材を使った「大和飴」も明るく店内を飾っていて、こちらも観光の際は立ち寄っていただきたいスポット!

今回は、近鉄奈良駅前から出て東向商店街にある「山崎屋本店」の左奥にオープンした「奈良みやげ横丁」で購入しましたが、「奈良漬サブレ」シリーズは、JR奈良駅や近鉄奈良駅の構内にあるお土産屋さんなど、各所で販売しています。筆者もお酒には弱いほうなので、このサブレを通じて奈良漬を味わえたことがうれしいものでした!

「奈良漬サブレ」

税込価格:648円(8枚入)

賞味期限:製造日から40日

ならBonbon

住所:奈良県奈良市橋本町3-1 BONCHI 1F(もちいどのセンター内)

電話:0742-43-5446

営業時間:11:00~18:00(13:00~14:00休憩)

定休日:木曜日

交通:「近鉄奈良駅」から徒歩約4分、「JR奈良駅」から徒歩約8分

(購入店舗)

奈良みやげ横丁

住所:奈良県奈良市東向南町5(奈良漬の「山崎屋本店」左奥)

営業時間:10:00~18:30

定休日:なし

交通:「近鉄奈良駅」から東向き商店街南へ徒歩約3分

Instagram:@nara.miyage.yokocho_official

[all photos by kurisencho]

※最新情報は各所へお問い合わせください。

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