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「もうやめないか?」え?母親の教えを妄信する妻に夫が衝撃の言葉を言い放ち<母の笑顔が私の幸せ>

  • 2024.12.19

ライコミさんは、「妻の鏡」と周囲から一目を置かれるほど家庭に尽くす母親のもとで育ちました。「あなたはママの大事な宝物よ」といつもやさしい言葉をかけてくれる母親のことが大好きだったライコミさん。大人になってもその思いは変わっておらず、ほんのささいなことでも母親にアドバイスを求め、母親が喜ぶ選択をすることが当たり前のようになっていました。愛用していた母親のお下がりのカバンが使えなくなったため、新しい鞄を買おうと相談しますが、「主婦は贅沢しちゃダメ。カバンをあげるから自宅へ取りに来るように」と母親は主張するのです。そのため新しく別の母親のお下がりのカバンやスーツなどをもらいに実家まで足を運んだライコミさん。その際、以前から夫のリョウタさんと相談していた同居の件について母親に提案します。しかし、母親には「女は三界に家無し」とあっさりと断られてしまいました。※「女三界に家無し」とは、女性は幼いときは親に、お嫁に行ってからは夫に、老いては子どもに従わなければならず、広い世界中にどこにも安住できるような場所がないということわざ。

実家で母親からのお下がりを受け取り、日付が変わったころに帰宅したライコミさん。ライコミさんの帰宅を起きて待っていた夫のリョウタさんは、ライコミさんに話したいことがあるようで……。

深夜帰宅すると夫が待っていて…

ライコミさんが帰宅すると、夫のリョウタさんが「そこまでして母親からお下がりをもらう必要があるのか?」と尋ねてきました。


「女三界に家無しってお母さんが……」と反論するライコミさんに、リョウタさんは「もうそんな時代じゃない!」「娘のリンにも同じ我慢をさせるべきだと思ってるの?」と問いかけます。

「私は我慢なんかしてないしお母さんはいつもやさしかった」と言うライコミさんでしたが、ふと昔のことが頭の中をよぎりました。友だちができなかったのは、アニメや外遊びを禁止されていたから?進学先も就職先も希望通りにいかなかったのはなぜ……?

リョウタさんも母親も同じようにライコミさんのことを心配してくれていますが、ライコミさんはそれぞれの言葉の重みが違うように感じていました。

リョウタさんはライコミさんと母親との関係性にどこか危機感を抱いていたのでしょうか。なんにせよ、面と向かってはっきりと思っていることを伝えてくれたリョウタさんからは、本当にライコミさんのことを想っているのだということが伝わってきますね。

嫌な過去はときには無意識に思い出さないようにしていたり、いい思い出に書き換えられたりしてしまうこともあります。リョウタさんの言葉が、ライコミさんの考え方を転換するいいきっかけになってくれればと願うばかりです。


著者:マンガ家・イラストレーター ライコミ

ベビーカレンダー編集部

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