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HAPPY NEW YEARに‘A’は必要?【ムギ子のまじぽん使える英会話 Vol.15】

  • 2015.12.8
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ハロージャパン! ライターの尾崎ムギ子です。

イラスト/尾崎ムギ子

日ごとに寒さが増していますが、みなさま風邪など引いていませんか?

わたしは11月はじめに引いて、それはいったん治り、いままた風邪の引きはじめです。すごいデジャブな感じ…。

■第15回: HAPPY NEW YEARに‘A’は必要?

さて、今年も年賀状シーズン。「あけましておめでとう」を英語でいうと、“A HAPPY NEW YEAR”でしょうか?“HAPPY NEW YEAR”でしょうか?

正解は後者、“HAPPY NEW YEAR”です。

しかし日本では最近まで、‘A’をつけるのが主流だったような気がします。それは、あの有名なクリスマスキャロルが発端かも…。ウィー ウィッシュ ユア メリークリスマス♪

We wish you a Merry Christmas

And a Happy New Year

―「We Wish You A Merry Christmas/クリスマスおめでとう」

この歌のインパクトが強すぎて、日本では“A Happy New Year”が定着したのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

‘wish’の意味は、「祈る」。“We wish you a happy new year.”は、「あなたに良い年がくるよう祈っています」。

このように、文中だと‘a’がつき、“Happy New Year”のように名詞のみだと‘a’はつかない…。ややこしいですが、“Happy Birthday”に‘a’がつかないのと同じです。

ほかにも、“Good night”には‘a’がつかないけど、“Have a good night.”のように、文になっていれば‘a’がつきます。

「ヤバい…いままでずっと年賀状に“A HAPPY NEW YEAR”って書いてた…オワタ…」というかた。大丈夫です。

わたしも去年まで、“A HAPPY NEW YEAR”と書いていました。オワタ…。

いえいえ、ほんとに大丈夫です! 文法的に間違いではないですし、ネイティブからすると、“言わないけど、あり得る”表現だそうです。

日本語に置き換えると、「あけまし‘た’おめでとう」だと文法が間違っていますが、“A HAPPY NEW YEAR”はそういう間違いではないという。

なので、「どうしても‘A’をつけたい!」という人は、つけてもいいんじゃないかと思います。

そういう頑なな人、個人的にはけっこう好きです。ただ無難なのは、“HAPPY NEW YEAR”ということですね。

テンプレートを作成しましたので、「年賀状の準備はこれから」という方は、ぜひ使ってください。

イラスト/尾崎ムギ子

2016年も、ムギ子とムギえもんをどうぞよろしくお願いいたします。

【本日のまとめ】

「あけましておめでとう」は、“HAPPY NEW YEAR”が無難。

(尾崎ムギ子)

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