1. トップ
  2. レシピ
  3. つまみの細道その2"賽螃蟹(サイパンシェ)"

つまみの細道その2"賽螃蟹(サイパンシェ)"

  • 2023.5.13

創刊号からのdancyuの愛読者の、漫画家のラズウェル細木さん。2023年dancyu本誌6月号漫画特集号では、dancyuの30数年分のレシピの中から、ラズウェルさんが選ぶ酒のつまみに特化したレシピのベスト5を選出し、漫画を描いていただきました。本誌に掲載した漫画の詳しいレシピがこちらです。2つ目はねっとりとした食感がたまらない賽螃蟹(サイパンシェ)です。

つまみの細道その2"賽螃蟹(サイパンシェ)"

■“賽螃蟹(サイパンシェ)”のつくり方

蟹は入らずとも、蟹より旨い!?というなんとも不思議な一皿。ねっとりとした食感の卵白と、魚介の旨味が合わさり極上の味わいだ。
東京・神泉の中華料理店「文琳」(現在閉店)河田吉功シェフのレシピです。


◇材料 (つくりやすい分量)

卵白:4個分
卵黄:1個分
白身魚*:50g
干し貝柱:2個分(水で戻してほぐす)
A :
・ 酒:小さじ1
・ 塩:1つまみ
片栗粉:小さじ1/2
B :
・ 片栗粉:小さじ1/2(少量の水で溶く)
・ 塩:少々
胡麻油:適量(白)


*今回は銀ダラを使用。スズキやイシモチなど好みのものでよい。

(1)白身魚の下準備をする
白身魚はせん切りにする。細かく切り揃えると、より蟹モドキの味わいになる。卵白少量とAを加え、指でもむようにしてなじませる。片栗粉をまぶし、さらに指でもむ。魚の下ごしらえが完了。

(2)白身魚を油通しする
鍋に胡麻油を140〜150℃に低めに熱し、魚をくぐらせて油通しをする。

(3)卵白に調味料と具を合わせる
ボウルに残りの卵白を入れて軽く混ぜ、B、貝柱、2の白身魚を投入。よく混ぜ合わせる。

(4)卵白を焼く
鍋に胡麻油適量をよく熱し、3を流し入れる。卵白を鍋肌に回すようにして広げ、軽く焼け目がついた部分をこそげ取る。半熟程度に火が通ったら、ふんわりと丸くまとめる。焼け目と半熟がまじり合っているのが旨さの秘訣。器に盛り、中央に卵黄をのせる。

完成
完成

撮影:伊藤菜々子

元記事で読む
の記事をもっとみる