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「退園してよかった…」保育園の退園後に発覚した展開に唖然!?<保育士が一斉退職した話>

  • 2023.5.13

2017年1月、妊娠27週で930グラムの息子ねこ太くんを出産した鳥野とりこさん。1年後、ねこ太くんの集団生活の許可が主治医から下りたことを機に、新設の保育園に入園。しかし、その保育園は保育士の退職が後を絶たないトンデモ保育園だったのです。紆余曲折を経て、退園を決意した鳥野さんでしたが、次の保育園がすぐ見つかるわけもなく、退職を余儀なくされます。

保育を軽んじる非常識な園長が原因で保育士が一斉退職し、子どもを預けるには不安要素が多すぎて、不本意ながら息子のねこ太くんを退園させた鳥野さん。市に訴えるも、企業保育相手では何もできないと言われてしまいます。一方、このままでは休職した仕事も辞めなくてはいけなくなるため次の保育園探しに奔走しますが、優先してもらえるはずもなく……。

次の保育園が見つからなければ退職…

ねこ太くんの退園後、保活を頑張った鳥野さんでしたが、やはり空きは見つからず……。無期限で休業できるはずもなく、せっかく復職できた仕事を辞める結果になってしまいました。

「なんでこんなことに……。男性は普通に仕事を続けられるのに……」。悲しくなる鳥野さんでしたが、不安を抱えながらねこ太くんを預け続ける必要もなくなり、これで良かったんだと気持ちを切り替えます。その後、ねこ太くんは療養園に通うことが決まり、ようやく平穏な日常が戻ってきました。

さらに半年後、例の保育園は驚きの展開を迎えていたことを知った鳥野さん。なんと無責任な園長が突然いなくなり、当時の事務員さんが園長になったと聞かされます。そこで、新園長にも元園長と同じにおいを感じた鳥野さん。本音では仕事を続けたかった鳥野さんですが、あのときの退園は正解だったと振り返ります。

「保育士さんの存在が、もっと尊重される世の中になりますように」

「子どもを預けて働くママが、保活や保育園事情で心身を消耗せず、当たり前に働ける環境が整う社会になりますように」

鳥野さんの思いは、ワーママ、ひいては子育て世代の切実な願いでしょう。待機児童問題や保育士の労働環境問題、育児との両立が可能な働き方改革など、どれも社会全体で考えていかなければいけない課題。鳥野さんが体験したこの出来事を通じて、誰かの「知る」につながっていくといいですね。


著者:マンガ家・イラストレーター 鳥野とりこ

ベビーカレンダー編集部

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