「無視して楽しんでたんでしょ？」卒業まで拭えなかった、友人への不信感

いつの時代も起きてしまう、友だち同士のトラブル。皆さんも無視や仲間外れの経験があるかもしれません。なぜ、いじめのようなことは起きてしまうのでしょうか…。今回、ご紹介する作品は、あんず(@anzushibalog)さんが小学生時代に経験した友人トラブルを描いた作品です。無視のつらさ、それによって変化してしまった友人に対する心情が、とても丁寧に描かれています。『ある日、急にハブられた』をダイジェストでご紹介します。どうぞごらんください。

3人組から4人組へ…

あんずさんは小学生のころ、友人同士のトラブルを経験します。あんずさんには放課後、毎日のように遊ぶ、なかよしの友だちがいました。

ある日、Aちゃんが家の近くに引っ越してきたことから、4人で遊ぶようになります。あんずさんの友人関係が変わるのは、それから間もなくのことでした…。

皆で面白がっていた？友人への不信感

突然始まった、あんずさんへの無視。あんずさんは、皆がどこか面白がっていたようにみえていたようです。いじめの始まりは大きな原因があったわけではなく、なんとなくで始まることもあります。あんずさんはAちゃんに「なんかウザい」と思われただけ…。いじめの理不尽さがよく伝わります。

友だちからの突然の無視は、あんずさんにとってとてもつらい経験だったことでしょう。無視されている間、孤独な時間を過ごしたあんずさん。

仲間外れはおもしろい遊びではありません。人の心をとても深く傷つける、とても残酷な行為です。あんずさんの気持ちを考えると、とても心が痛みますね…。

もう、あのころの気持ちに戻ることはない

なかよしな友だちと、本来ならすてきな思い出ができたはずの卒業式…。だけど、あの一件があったことで、友だちに対するあんずさんの気持ちは、以前のようには戻りませんでした。

楽しいはずの小学校6年間。それが、おもしろ半分にはじまった「無視」や「仲間はずれ」で台無しになってしまったのです…。

仲間外れや無視、いじめは、その人の心に大きな影を落とす、とても残酷なものです。成長するにつれ、起こりやすくなる人間関係のトラブル…わが子ともしっかりと話し合っていきたいですね。

著者：ゆずプー