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【国分寺】江戸時代の土木遺産。国分寺市の重要史跡「恋ヶ窪村分水」

  • 2023.5.13

こんにちは!リビング多摩Web地域特派員のKoharu(こはる)です。

国分寺に江戸時代から残る土木遺産があるのをご存知ですか? 今回は国分寺の重要史跡「恋ヶ窪村分水」をご紹介します。

恋ヶ窪分水の歴史

「恋ヶ窪村分水」はその名のごとく国分寺の恋ヶ窪にある分水です。 その昔江戸時代の初め、この辺りは水位が低く、ほとんど人が住めなかった地域だったのを、玉川上水ができたことで各地に用水や分水が引かれ、田んぼが作れるようになり、人々が住むことができるようになりました。

出典:リビング多摩Web

この「恋ヶ窪村分水」もそのひとつ。分水の中でも歴史は古く、玉川上水ができた3年後の1657年に「国分寺村外ニケ村組合分水」として水を田に引くために利用されました。

出典:リビング多摩Web

分水口は今の西武国分寺線鷹の台駅から南は野川に合流する6kmの長さで作られました。

江戸時代を思い浮かべながらお散歩

裾幅は上端部は約6〜9mで堀底は約50cm、深さは約5m。玉川上水の中でもひときわ規模の大きい分水だそうです。後世に補修された形跡もないため、2017年、市の重要史跡に指定されています。

出典:リビング多摩Web

今でも江戸時代にできたものを見ることができるなんてそれだけでちょっと昔にタイムスリップしたような気になります。

出典:リビング多摩Web

分水は柵で覆われていますが、その柵沿いに小道があり、短いですがとても静かな散歩道でリラックスできます。

出典:リビング多摩Web

柵の中をのぞいて見ると、昔水が流れていたんだろうなという堀を臨むことができます。この堀を江戸時代の方達が作ったのかと思うと感慨深くなります。

恋ヶ窪分水あたりの施設

この「恋ヶ窪村分水」の散歩道には水道があり、飲み水や手を洗ったりすることもできます。

出典:リビング多摩Web

散歩道を通り抜けた線路沿いの側にはベンチも置いてあるので、座って「恋ヶ窪村分水」を眺めながらのんびり日向ぼっこもできますね。

出典:リビング多摩Web

近くには中世の鎌倉街道(現府中街道)があり、歴史を感じるのにいい場所ではないでしょうか?

皆さんも江戸時代の土木遺跡「恋ヶ窪村分水」を見ながらお散歩、いかがですか?

恋ヶ窪村分水 住所:国分寺市西恋ヶ窪1丁目47番地他 電話番号:042-300-0073(国分寺市ふるさと文化財課) アクセス:JR西国分寺駅徒歩約10分 公式ホームページ:https://www.city.kokubunji.tokyo.jp/shisetsu/kouen/1005196/1024236.html

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