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恋や彼の心を動かす「本気力」って何? 驚くべき効果と誰でもできる方法とは

  • 2023.5.11

彼との恋愛に長く悩みがある女性は、自分の中の「本気力」を見直してみると、関係が大きく進展するかもしれません。気持ちの問題以上に効果がある、本気スイッチの入れ方やその効果について、解説します。

恋愛が急に動き出す「本気力」を意識する方法と効果

【おおしまりえの恋愛道場】vol. 222

「彼がこうしてくれない」「もっとこんな関係になりたい」恋愛は長くなるほど、いろんな不満が出るものです。
些細な不満は仕方ないのですが、なかには「彼がなかなかプロポーズしてくれない」とか「約束をいつもすっぽかしてくる」とか「彼の癖がどうしても受け入れられない」など、2人の長期的な関係を考えたら、見過ごすのが難しい事案もあります。

相手にいろいろ理解してもらい、変わってもらいたいのに伝わらない。そんなもどかしいときは、女性側の“意識のスイッチ”を入れ直すことで、関係が自然と変化していくことがあります。
この記事ではそれを「本気力」と例えています。なぜ、意識1つで人生が大きく変わっていくのか、恋愛関係が硬直している人ほど、参考にしてみてください。

恋愛を動かす「本気力」って一体なに?

意識のスイッチを入れ直すとは、言葉の通り「よしやるぞ!」といった気合いを、恋愛に対してもう一度入れ直すことです。ただここで注意してほしいのが、この気合は、ただ声を出したり一瞬奮起したりするだけではありません。
ポイントは、「心の底からこの恋愛をもっと良くしていくぞ」と決意し、そしてそれに向かってできることはすべて全力でやることを、自分に約束することです。

まさしく「本気力」を発揮するためのスイッチを入れるわけです。
なぜこうしたスイッチを入れる必要があるのかというと、人は物事に対して責任を持って取り組むことを自分で自分に約束すると、思わぬパワーを発揮する性質があるからです。
これをビジネスの世界では「コミット」なんて言います。最近では、ダイエットCMなどでコミットと言われることもあり、耳にしたことがある人もいるでしょう。

ポイントは、何度も言いますが「心の底から決意すること」が大事です。そしてプライドや周りの目、損得などを手放し、全力で目の前の問題に向き合い、できることをやっていくのが大事です。

現実を変えるために1番大事な意識の話

心の底から決意するって、実は言うほど簡単なことではありません。決意するということは、自分がこの関係に責任を持ち、やれることは全部やると決めることでもあり、それってとっても大変です。
例えば、「彼との関係を絶対よくする」と本気になるなら、関係が悪くなった原因をプロなどの第三者に聞いてみたり、彼が変わってくれることを待っていた自分をやめて、自分から態度や接し方を変えていったりする必要があります。

これって普通に考えたら、すごく大変で面倒なことです。普通に恋愛に悩んでいる人の多くは、「相手が変わってくれること」や「自分のできる範囲のことで状況がよくなること」を望んでいることがほとんどです。ある種都合のよい状況の好転をあきらめ、全力で向き合うことが今回大事になる本気力です。

意識を変えたことで別れを選べたA子

本気度はどうやって決意し、どんなふうに発揮されるのか。ここからは、2人の女性の事例とともにご紹介します。

最初は、結婚は考えているけど、なかなか煮え切らない態度の彼との関係に本気を決意したA子です。
彼女は4年付き合い、お互いの両親にも紹介をしあった彼と、結婚の話が一向に出ないことに、ずっと悩んでいました。彼に聞いても「いつかね」「するする」と濁すばかり。そこで普段の彼女は引き下がっていたものの、「彼と結婚する」という決意とともに、自分からやれることを全部やることを決意しました。

そうして望んだのは、まずちゃんと自分の気持ちや希望をまとめて話し合いに望んだことでした。もともとA子は、彼に流されると言い返すことができず、ずるずる関係を続けていたそう。それを止め、「自分はあなたと結婚したいが、あなたが話をずっとハッキリさせてくれないから困っている。理由があるならちゃんと話してほしいし、期限を決める必要があるなら、一緒に考えたい」と、改めて話し合いをしたそうです。

すると彼からは、実は彼女の収入が自分より上だったことを気にしていたことや、結婚するにあたり、両家の違いが大きく違和感としてあったことがずっとネックであり、結婚を決めきれないという話が聞けたそうです。

結果から言うと、彼の本音を聞き、彼女も自分の考えを伝えたうえで話し合いを重ね、2人は別れを選ぶこととなりました。
A子に後日気持ちを聞くと、「あの時ハッキリ向き合ったことで、それ以上曖昧な関係が続くこともなかったし、自分もあの時以上の努力はできなかったから、すっきりしてる」と話してくれました。
物事に真正面から本気で向き合うと、どういう結果になったとしても、自分自身納得のいく結果が、最短で得られるのです。

待ちの姿勢を手放し幸せをつかんだB子

続いて、本気になった結果、ハッピーを手に入れたB子の話です。彼女は結婚を約束した彼がいましたが、彼は独立直後という仕事集中モードのため、いろんな話を提案しても、全く進む気配がなかったそうです。

B子としては、話し合いをしていろいろ進めていきたいという気持ちを持っていたそうですが、「絶対結婚するためにやれることをやる」と決めた結果、B子は彼のリズムに徹底して合わせることを選択しました。

具体的には、結婚までの道において、必要なタスクをすべて彼女が管理したそうです。
彼は結婚自体に意欲はあったものの、考える余裕が全くなかったため、新居探しや引っ越しの手配、両家挨拶の段取りや入籍日の設定や婚姻届の手配など、全てB子が行ったそうです。

補足すると、このB子の行動力は、彼に結婚の意思があることが前提です。ただ突っ走ったわけではなく、気持ちはあるけど余裕がない彼に変わり、結婚の主導権をB子が持ったのが成功の秘訣です。

ちなみにこの結婚への道のりの中で、B子は結婚式を諦め、ロマンティックなプロポーズや婚約指輪選びなどを諦めたそうです。目的に本気というのは、時に絶対叶えたいことのために、ちょっと叶えたいことを諦めることも必要です。
現在B子は、良好な結婚生活を送っているといい、「あの時頑張って動いてよかった」と話します。

物事に本気になると、人は思わぬ潔さや行動力を発揮することができます。それは恋愛だけでなく、仕事やダイエットでも同じです。恋愛の悩みの多くは、本気のスイッチが入っていなかったり、自分自身から大きく状況を動かすのが無意識的に怖く感じていたりするケースも多いです。
こうした自分に気づき、「本気で頑張る」を選択した女性には、満足できる未来が待っているものです。

おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。

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文・おおしまりえ

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