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「俺が何とかしないとダメなんだ」ワケあり…?高校生が小学生を泣かせた理由とは <子どもトラブル>

  • 2023.5.12

2014年生まれの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、高校生くらいの男の子に呼び出されて泣かされてしまいました。 その男の子は、同じクラスの女子・Sさんの兄で、「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と咎め、身に覚えがないと言っているケイくんに謝罪を強要したのです。実はクラスの女子・Aさんが、ケイくんの発言を歪曲してSさんに伝えていて、Sさんがケイくんにひどいことを言われたというのは誤解だったことが発覚。その事実を担任の先生がSさんのお母さんに説明したものの、聞く耳を持ってもらえなかったそう。困ってしまったケイくんの母・ふくこさんは、頼れるママ友・内田さんに相談。すると内田さんは、外部に訴えるときのためにも、S家にされたこと・日付や時間・状況の詳細などのメモが必須であることや、信頼できる人とのつながりを作ることが大切だと教えてくれました。

ふくこさんは兄弟関係の保護者を思い返し、Sさんに関わりのありそうな人がいないか探したところ、身近なところにSさんの兄を知るママ・泉さんを見つけました。

これまでの事情を話すと、
・Sさんの兄は学校を休みがち
・時々他人をナメた態度をとる
・高校を休んで小学校の授業参観に母親と来ていた

と気になることを教えてくれました。

また、Sさんの兄は、ふくこさんの家の前の靴屋でアルバイトをしていたことも判明し……!?

「悪いのは向こうだからね」

Sさんの兄と同級生である泉さんの長男くんが、ケイくんとのトラブルについて確かめたところ、あっさりと事実を認め、「悪いのは向こうだからね。俺が何とかしてやらないとダメなんだ、うちは」と答えたSさんの兄。


家で嘘を話すSさん、Sさんを守るのは自分しかいないと思っている兄。
何やら複雑な家庭環境が垣間見えるようですね。


Sさんの兄の言動は、強い正義感からくるものなのかもしれませんが、事実関係を把握せずに間違ったやり方で行動を起こしたことはよくありません。
高校生とはいえ、物事を多角的に見る力が未熟で、まだ社会的な常識などは持ち合わせていないのかもしれませんね。

「悪いのは向こう」と自分は間違っていないと思い込んでいる人を納得させるのはなかなか難しいもの。皆さんなら、誤解を解くためにどう対応しますか?


著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ

ベビーカレンダー編集部

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