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「なんでも許してくれる人」と「きちんと叱ってくれる人」あなたはどっちを選ぶ?

  • 2023.5.22
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お付き合いをしている恋人に対して、たとえ故意ではなくても嫌な気持ちにさせてしまうことってありますよね。そんなときに「なんでも許してくれる人」と「きちんと叱ってくれる人」なら、どちらを恋人にしたほうが良いのか気になっている方もいるのではないでしょうか?

今回は、20代~50代の恋愛相談を受けている現役恋愛アドバイザー木下仁美が《恋愛にまつわる究極の2択》にお答えします!

本日の質問は…

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恋愛アドバイザー木下仁美からのアドバイス

恋人のダメな部分を見たときに、何も言わずに許してくれる人。「それはダメだよ。」と叱ってくれる人。それぞれに素敵な部分はありますよね。「なんでも許してくれる人」は「きちんとお叱ってくれる人」よりも、どんなところも受け入れてくれる点や見守ってくれるところが魅力的だと感じます。

ただ、結婚を考えるほど真剣にお付き合いをしたいのであれば、私は叱ってくれる恋人を選んだほうが良いと思っているんですね。

これまで恋愛アドバイザーとして活動するなかで、「恋人が何を考えているかがわからない」「心の距離を感じる」「物足りない」といった相談を多数受けたことがあります。よくよく話を聞いてみると、その方々には「恋人に叱られたことがない」または「恋人を叱ったことがない」という共通点がありました。

これは、許してくれる恋人がいる方は叱ってくれる恋人がいる方に比べて、絆を深めるきっかけを逃しやすいことが原因だと考えています。

ここからは、叱ってくれる恋人をおすすめする理由である「お互いに成長できる」「信頼関係が築ける」「愛情が伝わる」の3つについて、それぞれ詳しく解説しますね。

1.お互いに成長できる

ダメなところがあっても、自分では気づいていないこともありますよね。恋人がダメな部分を指摘してくれたら、自分自身の改善点に目を向けられます。そして、指摘するほうも恋人を傷つけない言い方を考えたり、どうしたら伝わりやすいかを考えたりするのではないでしょうか。

長く付き合っていくのであれば、お互いに高め合っていける関係性が理想的。叱ってくれる恋人であれば、お互いに成長しながら良い関係性を築いていけるでしょう。

2.信頼関係が築ける

嫌なことは嫌、ダメなことはダメときちんと叱ってくれる恋人とは、お互いの意見が言いやすい雰囲気が生まれます。そのため、何でも言い合える仲に進展しやすいでしょう。

もちろん、罵り合うことや感情にまかせて怒り狂うのはよくありません。しかし、我慢をしすぎても何を考えているかわからず不信感を与えるものです。落ち着いた話し合いを重ねれば、お互いのことがより理解できるようになり信頼関係が深まるでしょう。

3.愛情が伝わる

感情的に怒られると嫌な気持ちになりますが、相手を思って叱る言葉は愛情として伝わります。叱られるほうも少なからずショックを受けるかもしれませんが、叱るほうだって勇気がいるのです。

大好きでこの先ずっと一緒にいたいからこそ、恋人を思って叱る。並大抵の愛情ではできないことですよね。

アドバイスまとめ

許してくれる人よりも叱ってくれる恋人をおすすめする理由は、以下の3つです。

  1. お互いに成長できる
  2. 信頼関係が築ける
  3. 愛情が伝わる

許してくれる人は寛大な心を持っている方も多いですが、嫌われたくない気持ちが強くなり「叱れない」という方もいるでしょう。何も思っていないのか、それとも我慢をしているのかがわかりづらく、心の距離を縮めるのに時間がかかるかもしれません。

ダメなところをきちんと叱ってくれるのは、この先ずっと一緒にいたいと考えているからこそ。「叱ってくれる恋人」は、ぜひ大切にしてほしいと思います。ただし、気に入らないことがあると一方的に怒るのはただのモラハラになりかねません。間違えないようにしてくださいね!



文:木下仁美/ライター

現役恋愛アドバイザー。2019年より20代~50代の男女の恋愛相談を受けている。上級心理カウンセラー、ポジティブ心理学実践インストラクター資格、アドラー心理学検定1級保有。これまでの相談経験から、恋愛系専門ライターとしても活動中。