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350年の歴史を紡ぐ米農家が自ら生産した酒米で醸す「坐Kura純米大吟醸」発売

  • 2023.5.10
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太陽と大地は、オリジナル日本酒ブランド「坐Kura純米大吟醸」を4月にリリースした。同製品はWEBストアの『STOERS』またはShop『坐kura』にて購入できる。

テロワールを語れる日本酒を地方から世界に発信

近年、日本で造った酒の輸出量が伸びている。2021年は前年比1.6倍の1147億円、2022年も11月までの累計で1279億円と、2021年の水準を超えている(参考資料:最近の日本産酒類の輸出動向について 0021010-203.pdf (nta.go.jp))。

中でも人気は四合瓶(720㎖)で、1万円をこえる高級酒も多く、世界で日本酒はワインのように、料理とのペアリングを楽しむ「嗜好品」として認知されつつある。

一方、圧倒的な消費量を誇るワインでは、テロワールとヴィンテージが大切にされる。そこで戦うためには、ワインの文法で語ることのできる日本酒が必要だが、日本酒ではテロワールとヴィンテージを語れるものは多くはない。だからこそ同社は今、テロワールを語ることのできる日本酒を、田んぼから発信するのだという。

米農家だからこそ日本酒を伝えたい

同社は、長野県の八重原で専業農家として真摯に米作りを続けてきた。その中で、より日本の和の文化に深く関わりたいという思いから酒米を作ろうと決心。2008年には、「別囲大吟醸」(2014年・2月に八重原純米大吟醸に改名)として、同社の酒米で醸した日本酒が大信州酒造から初めて販売された。2022年には酒販小売免許を取得し、念願のオリジナルブランド「坐Kura」を今年4月にリリースした。

同製品には金紋錦という酒米が使用されている。金紋錦は、長野県で生まれた、最も長野の気候風土に合う酒米だという。醸造は、モノづくりの想いを共有し、つねに高みを目指す酒造りを続ける大信州酒造に依頼した。

自家培養酵母・無濾過で仕上げられた同製品は、洗練された華やかな林檎の香り、芳醇な果実味があり、口当たりがよく上品。軽快な味わいでありながら奥行きのある旨味とバランスが特徴で、口に含んだ瞬間から、金紋錦がもつ品格、悠久の時と最上の米を作り出す風土と、米の生産者だからこそ語ることができるテロワールとヴィンテージが感じられる。

未来を映し出す酒

同製品には、未来の日本文化を創る若い年齢層にもその品格を体験してもらい、「自分たちの国には世界に誇れる唯一無二の酒がある」と胸を張ってほしいとの想いが込められている。

そこで、ボトルデザインは、26歳で画家・書家の岡村芳樹さんに依頼し、「伝統から未来を映し出す酒」を表現してもらっているという。

「坐Kura純米大吟醸」720mlの価格は3,500円(税別)で、アルコール度数は16%。WEBストアの「STORES」もしくはShop『坐kura』で購入できる。Shopでは試飲も可能だ。

米農家が自ら生産した酒米で醸す日本酒を試してみては。

■Shop『坐kura』 住所:長野県東御市八重原1588 ※完全予約制/【2種類の試飲と季節のアペリティフ】¥2,000~ STORES:https://thekura.stores.jp

(オガワユウコ)

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