HYBE新歌手「MIDNATT」の謎は深まるばかり…MVムードフィルムにはソースコードのメッセージ

HYBEの新アーティスト「MIDNATT」の雰囲気を垣間見ることができる映像が公開されたが、謎は深まる一方だ。

5月9日、HYBE LABELSの公式YouTubeチャンネルでは、「MIDNATT『Masquerade』MV Mood film」が公開された。「Slope」「Stage」「Abyss」と命名された計3バージョンだ。

ここにはソースコードと「アーティエンス」（アートとサイエンスの合成語）の審美的感性が滲み出るビジュアルが含まれている。この映像に隠されたメッセージが何なのか、世界中の音楽ファンの間で多様な推測が出ている。

この映像についてHYBEは「この3バージョンの『Masquerade』MVムードフィルムは、それぞれ“懐かしさ”、“覚醒”、“希望”というテーマを内包している」と説明。また「これはアーティストMIDNATTの“過去、現在、未来”を象徴する」と付け加えた。

特に今回の映像には男性だけでなく女性の声が初めて登場し、MIDNATTの正体を巡る好奇心をより一層高めた。先立って公開された『Masquerade』のサビの一部と多言語で構成されたメドレーには、男性ボーカルだけが含まれていたからだ。

ファンたちは、MIDNATTがBIGHIT MUSICとインタラクティブメディア事業を担う「HYBE IM」の協業で誕生した点、優れた歌唱力のアーティストである点を根拠に、特定の歌手を名指ししたりもしている。しかし今回、女性の声が明らかになったことで再び推測する幅が広がることとなった。

MIDNATTには、“自浄”（midnatt：スウェーデン語）という辞書的意味解釈のほか、一日の終わりとまた別の一日が始まり、その境界の刹那で新しい人生を悟らせるというアーティストの抱負が溶け込んでいるとHYBEは伝えている。HYBEのパン・シヒョク議長が「K-POPの未来」をテーマにした米『ビルボードマガジン』とのインタビューで言及し、話題を集めた「プロジェクトL」の主人公だ。

15日13時（日本時間）に発表される『Masquerade』は、リズミカルなエレキギターとニュートロサウンドが魅力的なシンセウェーブトラックだ。韓国語、英語、日本語、中国語、スペイン語、ベトナム語の計6言語で全世界同時リリースされる。