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運動不足で体力のない私が頂上まで登れる? 友だちと一緒に山登りした結果、感じたことは【体験談】

  • 2023.5.9

普段はほとんど運動をしない私が山登りに誘われました。体を動かさない私がなぜ誘われたのか不思議でした。でも行き先を聞いて納得。そして、体力のない私でも果たして頂上まで登れるのかと不安もありましたが、良い運動になればという思いで「行ってみようかな?」という気持ちになりました。これは私がとても充実した休日を過ごしたときのお話です。

山登りしようよ!と誘われて出掛けたら

うさぎ年生まれで年女の今年は、なぜだか同級生と「会おうよ!」という機会が増えています。子育てからも手が離れ、休日に余裕が出てきたからかな?と思います。最近みんなで集まると、必ず話題に上がるのが、健康について。ウォーキングを始めたとかジムに通っているなど、自身の体力の保持にきちんと取り組んでいる様子を聞くと、何もしていない自分は少し焦ります。

そんな私を山登りに誘ってくれた友だちに感謝しつつ、当日の服装を確認すると、動きやすい格好とスニーカーで十分と聞き、「そんなに大変じゃなさそうかな」と安心して参加しました。予定は数週間後。山頂付近にある大きな岩でできた「うさぎ岩」を目指して、標高600mほどの山に挑戦することにしました。下山後にはご褒美としてランチ付き温泉も予約して、準備は万端です。

途切れることなく続く会話

うさぎ岩は岐阜県にあり、私の住む名古屋から車で2時間ほどの距離にあります。駐車場に着くと、すでに満車でした。普段は混み合うことはあまりないようですが、今年はうさぎ年。天気の良い土曜日とあって、皆さん考えることは一緒のようです。駐車場で待機中も会話が途切れることはなく、さまざまな話題が飛び交います。家族のことや自身の仕事の話、時には高校生時代の思い出話も飛び出して、あっという間に時間が過ぎていきました。

何とか無事に車を駐車して、いよいよ出発です。舗装された道を進んでいくと、山肌に少しだけ草木が途切れた入り口らしき場所がありました。そこからけもの道を登っていく様子です。始めは楽しく、おしゃべりしながら登っていましたが、だんだんと口数が少なくなり、途中から無口になり……。足元の土はフワフワとしていて歩きやすかったのですが、日ごろの運動不足で登り坂のキツいことキツいこと。途中から膝がガクガクしてきて大変です。

それでも諦めることなく、人が通った道らしき場所を進むと、うさぎ岩ビュースポットという場所に到着しました。結構登ってきたようで、見晴らしの良いところでした。頂上のほうを見上げるとうさぎ岩が見える、とてもすてきな場所です。ちょうど下山してくる人たちと出会い、あいさつを交わしました。皆さんがトレッキングシューズを履いてステッキを持っているのを見て、本格的な山だったんだと気付きました。

最後の力を振り絞ってうさぎ岩へ

「ここからはキツイよ。気を付けて」。そう言われたのですが、うさぎ岩はもうすぐそこに見えています。「ここまで来られたし、大丈夫でしょう……」と思いながら、あとひと息の頂上に向かいました。

しかし、言われた通り登り坂は今までとは違ってさらに急な上に長く続いています。頂上を見るとくじけそうになるので、足元だけを見て一歩ずつ足を進めました。そしてやっとの思いで頂上に到着。緑のきれいな景色が広がっていて感動的です。

「はい。一つずつ」。お茶を飲みながら休憩していると、そう言って友だちがクッキーを配ってくれました。その甘いクッキーがおいしかったこと。疲れを癒やすとは、このことだと改めて実感しました。

雄大な景色を眺めながら、「次の年女のときも、みんなで登れるといいね」と誰かが言いました。「60歳で山登りは無理でしょ」とみんなで笑います。体力に自信はないのですが、それを目標に運動を始めるのもいいかなと心の中で思いました。「それまで体力を維持して、健康でいようね」。そう誓い合って下山しました。

そのあと食べた食事も、温泉も大満足だったことは言うまでもありません。山登りの最中は無口にもなりましたが、それ以外はずっとしゃべり倒して、まさにストレス発散の1日でした。

まとめ

たまの休日に気の合う仲間と一緒に過ごせるようになったのも、子育てが一段落し自分の時間が持てるようになったからです。これから増えていく自分の時間を、こうやって充実した時間として過ごせる人生が送れたらうれしいなと思いました。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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著者:くらげ

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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