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「恨みでもあります?」持論全開の親戚にうんざり。会うたびにディスられて

  • 2023.5.9

悪気はないけれど、謎の持論で嫌な気持ちにさせる人とはできるだけ距離を置いてきました。しかし、結婚するとまさにこのタイプ方と親戚となることに……。

結婚の報告で夫の親戚に会うと

夫の家族は田舎で家族経営のお店を営んでいます。私が苦手な親戚は、舅(しゅうと)よりも年配で親戚中から一目置かれている人で、経営するお店でも重鎮的な存在です。私がその親戚と初めて会ったのは、結婚の報告をしにお店を訪れたときでした。

開口一番、彼は私の出身地を尋ね「〇〇県です」と答えると「ああ、あそこの人は保守的でよそ者を嫌う土地柄だね。昔仕事で、よそ者とは取り引きしないって断られたよ」と言われました。

なんとなく居心地の悪さを感じながらも気にせずにいると、彼はさらに「隣の◎◎県の方がよっぽど人当たりもよくて、いい人ばかりなのに」と続けます。まるで「私とは結婚しないほうがいい」と言わんばかりの口ぶりで、「ちょっとこの人苦手かも……」と思うようになりました。

帰省で私の顔を見た途端に…

それでも、私個人に対して言っているわけではないし……と気にしないようにしていたのですが、それ以降も、帰省で顔を合わせるたびに「ああ、〇〇県の子ね」と意味有りげに言うのです。

私もスルーすればよいのですが、何度目かになるといい加減腹が立ち「ええそうです、保守的だと思っていらっしゃる〇〇県の生まれです」と言い返すようになりました。
これが相手を刺激したようで、その親戚からはいかに私の出身県が保守的か、具体的にどんなひどい目にあったかを、親戚全員がいるなかで延々と語られてしまいました。私が反論しようものなら、被せるようにして否定されます。

親戚だから我慢が必要?

親戚だからと我慢してきましたが、もうまともに付き合うのはやめようと決心。絶対に持論を曲げない相手には、距離をおくしか方法がありません。

彼はほかにもさまざまな持論を述べていて、怪しげな話もありましたが、周りで聞いている親戚たちは「物知りですごいなぁ」と心から感心しているようでした。複雑な気持ちになりますが、年に数回の付き合いなので気にしないようにしました。

価値観があい、お互いに愛しあっている人と結婚したとしても、親戚とまで相性があうとは限らないと実感した出来事です。親戚付きあいをゼロにすることはできないので、少しだけ結婚したことを後悔したこともありました。しかし、年に数回だけと割り切って、我慢して付きあうようにしています。

著者/砂川まほ
イラスト/おみき

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ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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