ハワイ人家族と飛行機に乗ったら→他の乗客に白い目で見られるハメに…【おかしなハワイ人の暮らし(6)】

＜前回の続き＞仲良しのPuaファミリーと一緒にラスベガス旅行に行く事になり空港に集まった私達。
なぜかラスベガス行きを嫌がるアンクルジョーイを引きずるようにして飛行機に乗り込んだ時は、搭乗最終案内も終わっていました。

その間もママとアンティメイは口々にアンgクルを責め立て続け、私から見てもちょっと気の毒な状況…。

おばあちゃんはPuaを相手に大きな声で機内サービスで「ミルクを頼んでくれ」と何度も言い続け、Puaのいとこのボーイ2人は機内音楽番組をガチャガチャと選曲しながら大声で騒ぐので、私達の団体はカオスそのもの。。

ざわつく機内で前列のアンクル達の会話に集中する私の耳に、「ファミリーから預かったお金をどこかに無くしてしまった」と話す声が突然飛び込んできました！
飛行機の隅々まで響き渡るアンティメイの叫び声とママの怒鳴り声！！

「ミルク、ミルク」と唱えていたおばあちゃんも、浮かれてはしゃいでいたボーイ達も何が起きたの？と口々に騒ぎながら立ち上がるので離陸前の機内はほとんどパニック！

CAさんは私たちを要注意人物としてマークするし、他のお客さん達には不安を与えるわで周りは大騒ぎとなりました。

しかし、周りの大騒ぎにも関わらずただ1人友人のPuaが妙に静かです。
Puaはガムを噛みながらニヤリと片方の口角を引き上げて私を見ています。

笑顔の理由が分からず、話を聞いてみると彼女は今朝おじさん達2人を家まで迎えに行ったそう。
その時、お金の入った封筒を棚に置き忘れてあるのを見つけて自分のバッグに入れておいたのを、この騒ぎが起きるまで忘れていたんだとか。

その封筒を私の目の前でヒラヒラ振って見せる彼女に呆れながら「早く教えてあげなよ、みんな大騒ぎしてるじゃないの！」と言うと、ようやく彼女はファミリーたちの席に近づいて行きました。

「オーマイガッ！」が飛び交う中でのアンクルジョーイのほっとした顔は今でも忘れられません。

大騒ぎの中飛行機は無事にラスベガスへと飛び立ったのでした。

次回は、到着したラスベガスでついに日本人の私がキレた事件は下の関連記事からチェック！