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「横行闊歩」とはどんな意味の言葉?その成り立ちや類義語は?

  • 2023.5.8
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気ままに気張って歩くことの例え、それが「横行闊歩(おうこうかっぽ)」です。 これらは悪人が好き勝手することの例えとして使用されます。 しかし、そもそも「横行闊歩」はどこから来たのでしょうか?

今回はそれら「横行闊歩」という四字熟語について解説します。 特にここではその意味はもちろん成り立ちや類義語について説明します。

「横行闊歩」とは

まずは「横行闊歩」の意味について見ていきましょう。

「横行闊歩」の意味

「横行闊歩」とは気ままに威張って歩くことの例えです。 これらは思うままに振る舞うことの例えとしても使用されます。 多くは悪人についての表現として使用される傾向にあります。

これら「横行闊歩」は悪事が蔓延っているような状況の表現として使用されることも多いです。 例えば「ならず者が横行闊歩する」などネガティブな表現が多いかもしれません。

これらはポジティブに使用することはほとんどありません。 そこは言う方も言われる方も注意が必要となるでしょう。 実際に「闊歩」だけなら良い意味でも使用されるが「横行」は悪い意味で使用されることがほとんどと覚えておきたいです。

ちなみに「横行闊歩」は夏目漱石の代表作「吾輩は猫である」にも見られる表現の1つです。 そのため、古くからあった文章表現の1つとも言えます。

「横行闊歩」の成り立ち

ここからは「横行闊歩」の成り立ちについて見てみましょう。

「横行」とは

「横行」は気ままにのし歩くことを意味します。 中でも枠をはみ出して歩き回ることを言います。 これらは特に我が物顔で威張ることを言う言葉です。

「闊歩」とは

「闊歩」は威張り腐って堂々と歩くことを意味します。 自由気ままに大手を振って歩き回ることを指します。 遠慮などなくふんぞり返って歩くことを指す言葉です。

「横行闊歩」の類義語

最後に「横行闊歩」の類義語を見てみましょう。 「横行闊歩」の類義語には「跳梁跋扈」や「傲岸不遜」などがあります。

跳梁跋扈

「跳梁跋扈」とはほしいままに行動することの例えです。 特に悪人などがのさばり蔓延ることを言う言葉です。

「跳梁」は特定のものが跳ね回ることを意味します。 「跋扈」は我が物顔で振る舞いのさばることを意味します。 これらの多くはヤクザや半グレ、チンピラやヤンキーなどに使用する表現です。

昨今では他人に迷惑をかける人全般に対して使用されます。 要は社会の役に立たない輩全般の振る舞いに対する言葉です。 それどころか蔓延することで迷惑を被るような存在に対して使用されるのが「跳梁跋扈」となるわけです。

それら社会に害をなすような行動に対して使用されるところが「横行闊歩」と重なるのではないでしょうか。

傲岸不遜

「傲岸不遜」とは驕り高ぶって人を見下すことの例えです。 中でも思い上がって謙虚さがなくなっていることを言う言葉です。

「傲岸」は威張って見下すことを意味します。 「不遜」は驕り高ぶってへりくだらないことを意味します。

これらは勝手気ままな振る舞うをする人に対して使用される表現の1つとして覚えておきましょう。 それらの点が「横行闊歩」に通じます。

ただし「傲岸不遜」は見下すような意味も含まれます。 そこは「横行闊歩」とは微妙に違うニュアンスもあるため、両者の意味合いには注意が必要です。

まとめ

「横行闊歩」は主に悪人がのさばり蔓延ることを言います。 これらは自分勝手に振る舞うことなども意味する言葉です。

そのため、あまり良い意味で使用されることはありません。 むしろそのほとんどは悪い意味で使用される表現となります。

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