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こんな体力勝負って聞いてない!→アメリカの大学のミスコンが凄まじい【これがアメリカの女子大生(34)】

  • 2023.5.7
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<こんな体力勝負って聞いてない!→アメリカの大学のミスコンが凄まじい>これがアメリカの女子大生[#34]

留学した当時のアメリカはミス・キャンパス、ミス・ティーン、ミス・アメリカなどなど、いわゆる「ミスコン」が盛り上がっていました。

アメリカの大学では、homecoming weekという時期が9月下旬〜10月頭くらいにあり、卒業生たちがキャンパスに戻ってきて、一緒にパーティや同窓会、スポーツの試合などのイベントを一緒に楽しみます。

その中でも目玉イベントが、Homecoming Queen Contest(いわゆるミスコン)。

以前もお話した、フラタニティ・ソロリティ(独自の風習がある社交クラブ)をはじめ、バスケ部、サッカー部などの各団体がそれぞれ候補者を出し、投票結果がホームカミングのメインイベントで発表されます。

私の所属していたソロリティでも候補者を出すことになりましたが、「あ〜、はいはい。学園祭のミスコンね…。」と、日本の大学のイメージでいたら全く違ったのです!

オハイオの片田舎の大学でもミスコンはキャンパスの一大イベント。

ソロリティのシスター、我らがベッキーが今回は候補者となったのですが、そのアピール活動と言ったらもうアメリカ大統領選さながらの気合の入れようなんです!!

投票は10月だというのに、5月ごろから選挙活動は動き出します。
わざわざマイアミまで出かけて、海辺で夕方のサンセットまでベッキーの写真撮影。

その写真を使ったポスターを作ってキャンパス中に貼ったり、応援グッズの発注をしたりと大忙しですが、一番大変だったのが「根回し!」

自分の友達をピザ屋やら飲み屋で接待して、ベッキーへの投票を確約させるというゴリゴリの票固め。

日本人の私はとにかく日本人学生票と、ルームメイトとその友達の票の確約を命ぜられました。
事務室代わりのベッキーの寮の部屋には、得票予定数をグラフにして張り出されており、見た目はまるで選挙対策本部です。

さて、当のベッキーはというと、とても美人なのに控え目なタイプで、自分のために奔走している私たちに気ばっかり使う、「女王」とは真逆の子です。

いつも私の勉強が遅れていないかを心配して、夜までレポートを手伝ってくれ、「そんなベッキーのためなら」と、みんなひと肌もふた肌も脱げるのでした。

9月にもなってくると、いよいよキャンペーン活動も佳境になってくるのですが、激しい追い込みの選挙戦とその結果は下の関連記事からチェック!

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