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「手作りしない母親ってどうなの?」ベビーフードを購入する私を見た、プレママ&パパの会話にあぜん

  • 2023.5.7

現在生後10カ月の息子の離乳食が始まったときのことです。まだ1回食で食べる量も少ない時期でしたが、私は非常食の意味としてもベビーフードをストックしておくことにしました。お店に行き、ベビーフードを持ってレジに並んでいたのですが、そこで少しショックな言葉を言われたのです……。

ベビーフードをまとめ買い

「非常事態に備えられるように」と、息子を連れて子ども用品を扱うお店に出向いた私。その日はベビーフードがお得に買える日だったのでラッキー♪と思いながら、カゴにたくさんベビーフードを入れていました。

余裕があるときは手作りもしますが、面倒なことの多い離乳食作りは頑張りすぎないことを信条にしていた私。市販のものにも積極的に頼って手抜きしなければと思っていました。そしてたくさんのベビーフードが入ったカゴを持ってレジへ向かったのですが……。

それを見ていたプレママ&パパの苦い顔

レジでは私の前に夫婦が並んでおり、女性のほうは妊婦さんでした。その妊婦さんが後ろにいる私のほうをチラッと見て、旦那さんに目くばせ。そして旦那さんも私のほうを見て苦い顔。すぐにはその行動の意味がわからず「何かな?」と思っていましたが、コソコソと話している声が聞こえて驚きました。

「あんなに買ってるよ。自分で作る気ないのかな?」「子どもが食べるものを手作りしない母親ってどうなの?」「私、絶対無理。この子にはちゃんと作ったものをあげたい」などと話していました。この会話が聞こえてきて「ああ、なるほど」と納得。

その考え、逆に心配…

「赤ちゃんが食べるものを手作りしないダメな親」として見られたことは多少ショックだったものの、私はすぐに「いや、そんなことよりもこの夫婦が心配だな」と思ってしまいました。夫婦から漏れ聞こえてきた会話によると、おなかにいる子が第1子の様子。きっとこれからの子育てに希望や理想がたくさんあるのでしょう。

けれど私自身、長女を育ててきて理想だけでは苦しくなってしまうことを知りました。特に長女はアレルギーがあったので、離乳食からおやつまでほとんど手作りで、料理が嫌いになるくらい大変だった時期がありました。

私のほうを見て苦い顔をしていた夫婦。言われたことに対して怒りの気持ちは湧かず、むしろ心配になりました。願わくば、この夫婦が子育てのなかで苦しくなったとき、頑張りすぎずに頼れるものには頼って自分たちを大切にできますようにと思ってしまいました。


著者:山口花

田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。

ベビーカレンダー編集部

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