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主婦投資家、結婚5年で総資産3000万円。その「ゆるい」テクニックとは?

  • 2023.5.7

「投資」が身近になり、一般家庭向けのハウツー本もあふれているけれど、いまいち自分には縁遠い気がして実行に移せない......そんなときは、主婦目線でお金を貯めて増やすテクニックを発信している「主婦投資家」の考え方が役立つかもしれない。

2023年5月2日発売の『はじめ時はいつも今 主婦にやさしいお金の増やし方BOOK』(KADOKAWA)は、楽ちんな家計管理でお金を貯め、ゆるい投資でお金を増やすための方法を主婦目線で解説した1冊。

著者・りりなさんは、低収入から結婚5年目で3000万円まで資産を増やした主婦投資家だ。名前は聞いたことがあるもののまだやったことがないという人に向けて、「ふるさと納税」「つみたてNISA」などのやり方を、主婦目線でわかりやすく解説。2024年から始まる「新しいNISA」にも対応している。

今回は、本書の「First Step」から抜粋して、お金を貯めて増やすための最初の段階である家計管理をするために重要な3つのステップを紹介したい。

口座は3つ持って「自動送金」

本書では、家計管理の3ステップとして次の3つを挙げている。

ステップ1.まずは現状把握
ステップ2.見直しをする
ステップ3.お金の流れを整える

家計管理の第一歩は、今の家計がどうなっているのか現状把握すること。家計簿をつけて、毎月の収支や、浪費はないか、現在の預貯金額などの現実を知る必要がある。

りりなさんがおすすめしている家計簿アプリが、「マネーフォワードME」というアプリだ。銀行口座やクレジットカードなどの情報を連携することで、収入・支出があった際は自動的に反映される。いちいち手入力する必要がなく、家計管理の手間が大幅に省けるのがメリットだ。「光熱費」「食費」など支出の項目が自動で分類されるのはもちろん、現金預貯金、投資信託、株式投資など、家計の資産に関する最新情報も確認できる。

家計簿アプリを活用して、携帯電話の料金や利用していないサブスクなど、固定費で削れるところがないか見直しをしよう。

その後に必要なのが、「お金の流れを整える」こと。りりなさんは、貯めるお金と増やすお金を確保するために銀行口座を3つ持ち、給料が振り込まれたら自動的に「使う口座」「貯める口座」「増やす口座」にお金を分ける流れを作るようすすめている。

りりなさんの場合、「使う口座」に給料が振り込まれた後、毎月15日に「貯める口座」に自動送金するよう設定しているそうだ。さらに、「増やす口座」にはつみたてNISAが毎月自動的にクレジットカード払いされる。そのため、「使う口座」に残った金額が生活費になるというわけだ。

「給料が入ったらすぐに別口座にお金を移してしまって、使えなくするのが貯まるポイントです」

給料から生活費やおこづかいなどを差し引いて余ったお金を貯金しようと考えがちだが、この方法なら、無駄遣いを我慢するなど意志の力に頼らず、お金を貯めたり増やしたりできる。

次回は、ふるさと納税の始め方をご紹介する。

■りりなさんプロフィール
主婦投資家。1990年生まれ。元低収入女子の30代主婦。夫と令和3年生まれの男の子と3人暮らし。結婚を機に将来のお金に対して不安を感じ、知識ゼロから家計管理と投資に向き合う。つみたてNISAから投資を始め、初心者もできる資産運用を実践。家計管理と投資の組み合わせで、結婚5年目で総資産3000万円を突破。現在は「楽しく賢く資産運用する主婦」として投資の心得や家計管理についてInstagram(@kakemane)やYouTube、Voicy、ブログで発信している。テレビ、雑誌、講演会などメディア出演多数。

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