「春らしいマフィンを」と考えて完成した、彩り華やかなマフィンです。豆腐が入っているので軽やかで、おやつにも、朝食にも、お弁当にもお薦めです!ヴィーガン菓子・料理研究家の今井ようこさんに食べごたえ十分、なのに体が重くならないおやつの新定番を教えてもらいました。
■春のマフィン
豆腐と豆乳入りのマフィン生地はなめらかで、次の日もしっとり。いちごとバナナなど相性の良いフルーツの自然な甘味で楽しみましょう。
□“いちごとバナナのマフィン”のつくり方
◇材料 (上径7.5×高さ4cmのマフィン型各6個分)
★ 生地:
A :
├ 薄力粉:180g
├ 全粒粉:45g(薄力粉タイプ)
├ アーモンドパウダー:50g
├ てんさい糖:60g
└ ベーキングパウダー:小さじ2
B :
├ 木綿豆腐:1/2丁(150g)
├ 米油:大さじ5
├ メイプルシロップ:大さじ3
└ 豆乳:120ml
いちご:11粒
バナナ:1と1/2本
メイプルシロップ:大さじ1
(1)下準備
Bの木綿豆腐をザルにのせ、キッチンペーパーをかぶせて重しをし、150g(1/2丁)が120gになるまで、30分ほど置いて水をきる。マフィン型にはカップを入れる。オーブンは180℃に予熱する。
(2)果物を切る
いちごはヘタを取り、5粒は縦4つ割りにし、6粒は縦半分に切る。バナナは厚さ3cmの輪切りを6切れつくり、残りは厚さ5mmに切る。
(3)粉を混ぜる
ボウルにAの薄力粉と全粒粉を合わせてふるい入れ、残りのAを加えてゴムベラで均一に混ぜ合わせる。
(4)木綿豆腐を撹拌する
Bを計量カップなどの縦長の容器に入れ、ハンディブレンダーで撹拌してなめらかにする。
(5)粉と豆腐を混ぜる
3に4を加え、ゴムベラでさっくりと混ぜ合わせる。
(6)果物を加える
粉気が少し残っている状態で、4つ割りにしたいちご、厚さ5mmに切ったバナナを入れて混ぜる。
(7)焼く
型に均等に入れ、半分に切ったいちごと厚さ3cmのバナナを押し込み、メイプルシロップをかける。180℃のオーブンで30分ほど、竹串を刺して何もついてこない状態まで焼く。
――教える人
「今井ようこ」
ヴィーガン菓子・料理研究家。製菓学校を卒業した後、(株)サザビーリーグに入社、アフタヌーンティー・ティールームの商品企画・開発を担当。その後、独立。現在は商品開発やメニュー開発、焼き菓子の受注を行なうほか、野菜料理と体にやさしいお菓子の教室「roof」主宰。
※この記事の内容は、四季dancyu「春のレシピ」に掲載したものです。
文:松原京子 撮影:邑口京一郎