1. トップ
  2. グルメ
  3. 20ユーロ以下で楽しめる美味ランチ、なスポット。

20ユーロ以下で楽しめる美味ランチ、なスポット。

  • 2023.5.6
  • 1640 views

どうしても高価になりがちな美食の都でのランチ。フレンチの技法を生かした逸品からエスニック料理まで、リーズナブルに楽しめるランチスポットを集めた必勝リスト。

Paloma|パロマ

野菜たっぷりなおしゃれプチコース。

美大出身の友人ふたりが2021年、ベルヴィル地区にレストランを開業。ランチは日替わりで前菜、メイン、デザートが付いたセットメニュー。16ユーロと破格な価格ながら、新鮮な食材、多彩な野菜を使った独創的かつ絶妙なバランスの味付けで、連日満席の人気ぶりだ。

前菜はビーツクリームとヤギチーズの春巻き、マーシュ(葉野菜)のサラダ「Crème de Betterave, Salade de Mâche, Croustillant de Chèvre」、メインはネギとカリフラワー、ブロッコリーにイカ墨ソース、アニス風味のサバイヨンを添えたタラのコンフィ「Merlin Confit, Poireau, Choux-Fleur, Brocolis, Jus Noir et Sabayon Anis」、デザートは柑橘とココナッツのパヴロヴァ「Pavrova, Agrume, Citron Vert, Coco」。セットで16ユーロ

230401-paris-20euro-04.jpg

Paloma93, rue Julien Lacroix 75020tel:06-65-96-88-46ⓂBELLEVILLE営)8:00~14:00、 19:30~24:00(月〜金)19:30〜24:00(土)※ランチ:12:00~14:00L.O.(月〜金)休)日@paloma.belleville

Shosh|ショシュ

地中海料理を温かな邸宅風の店内で。

ヘブライ語でおばあちゃんを意味するショシュは、地中海料理のレストラン&デリ。ランチはサラダ、煮込みなど5~6品を用意し、前菜とメイン料理、ディップで20ユーロ。料理は鍋ごと並べられて、キッチンで食べているような気分に。夜は店名を変えて小皿料理を提供する。

サラダ「Fattouche」、カリフラワーロースト「Chou fleur Rôti」に、メイン料理のスムールだんご&ビーツ「Kubbeh Selek」とモロッコ風サーモン「Hraime」、クスクス「Couscous Végétarien」をボウルに。1人前20ユーロ、写真は2人分。ゴマペーストの「Trina」など3種のディップが付く。

230401-paris-20euro-02.jpg

Shosh14, rue Saint-Sauveur 75002tel:07-69-62-42-36ⓂSENTIER営)12:00~16:00※ランチ:12:00〜14:00L.O.休)日、月予約不可www.shoshparis.com

 

Brasserie Martin|ブラッスリー・マルタン

看板メニューは回転式のプレ・ロティ。

料理道具や古いポスターが賑やかに壁を飾る陽気なブラッスリー。回転式の串焼き肉がスペシャリテで、ランチ時はプレ・ロティ(ロティサリーチキン)を1人分にカットして提供するほか、日替わりの魚料理や野菜料理を提案。ランチ限定の自家製カヌレも軽いデザートにぴったり。

串焼きチキンのモモ肉とフライドポテト「Poulet Rôti à la Broche」16ユーロ。焼いたチキンの肉汁をベースにしたソースと一緒にいただく。

230401-paris-20euro-05.jpg

Brasserie Martin24, rue Saint-Ambroise 75011tel:01-48-05-34-36ⓂST-AMBROISE営)8:00~24:00L.O.※ランチ:12:00~14:30L.O.(月〜金)12:00〜15:00L.O(. 土、日)ディナー:19:00~22:30L.O.無休https://nouvellegardegroupe.com/brasserie-martin

Café Mirette|カフェ・ミレット

喧騒を離れてアート気分でランチ。

サンラザール駅の隣り。ペルノ・リカール財団の1階にある同店では、広々とした中庭で静かなランチタイムが過ごせる。大人気のビストロ、ル・パントルーシュのシェフ、フランク・バランジェの料理はもちろん、隣接する無料アートギャラリーも一緒に楽しみたい。

平日のランチは、前菜+メイン、もしくはメイン+デザートで19ユーロとお得。メインの一例「Gnocchis Ricotta au Beurre de Sauge」は、クレソンのソースが爽やか。

230401-paris-20euro-03.jpg

Café Mirette1, cours Paul Ricard 75008tel:01-70-93-26-20ⓂST-LAZARE営)11:00~19:00L.O.(月〜金)11:00~18:00(土)※ランチ:12:00~14:00L.O.休)日、1/1、 5/1、 8月に3週間、12/24、25要予約www.fondation-pernod-ricard.com/fe/cafe-mirette

Sapid|サピッド

デュカスが提唱するヘルシーメニュー。

アラン・デュカスとシェフのロマン・メデールがプラザアテネの3ツ星レストランで供した、野菜と穀物中心の料理「Naturalité」をお手頃価格で。動物性プロテインを使わず、塩分、糖分、脂肪分を減らし、スパイスや調味料で素材そのもののおいしさを引きだす技はさすが。

ブッラータチーズとスイスチャードで食べごたえたっぷりな前菜「Burrata Parisienne, Blettes Fondantes, Jus de Feuilles 」10ユーロ。メインは12〜14ユーロで提供。

230401-paris-20euro-01.jpg

Sapid54, rue de Paradis 75010tel:06-31-90-87-73ⓂPOISSONNIÈRE営)12:00~13:30L.O.、19:00~21:30L.O.(火~金)12:00~21:30L.O.(土)休)日、月、1/1、 5/1、 8月に2週間、12/24、25www.sapid.fr

Micho|ミショ

ユダヤのパンで作るふわふわサンドウィッチ。

“ハラー”は、ユダヤの安息日の食卓に欠かせないパン。翌日曜日には残りものをハラーに挟んでピクニックに持っていくのが習慣だ。人気のパン屋、マミーシュに特注したふわふわで甘味のあるパンは食べやすく、牛肉や鶏肉といったメインと、味付け野菜との相性も抜群!

ローストチキンを挟んだサンドウィッチ「Roast」15ユーロ。茹で卵、ラディッシュのピクルス、グリーンオニオンが入って彩りも鮮やか。

230401-paris-20euro-06.jpg

Micho46, rue de Richelieu 75001tel:01-83-64-10-90ⓂPYRAMIDES営)12:00〜14:30L.O.、19:00〜22:30L.O.休)1/1、5/1、 8月に3週間、12/25ランチは予約不可https://micho.fr

Lai’Tcha|ライチャ

星付きシェフによるフレンチシックな中華。

1ツ星のフュージョン中華店、ヤム・チャの女性シェフが、セカンド店をオープン。厳選食材を使ってバランスを大切にした、繊細で複雑な味わいの料理を楽しめる。人気のワンタンスープは、エビのぷりぷり感とシログワイのシャキシャキ感がアクセント。セレクトされた中国茶も。

キノコたっぷりのチマキ「Lo Maï Fan」18ユーロ。ゴマ油と醤油をベースに、インドの白胡椒と炒めたエシャロットのスパイスが香り高い。

230401-paris-20euro-07.jpg

Lai’Tcha7, rue du Jour 75001tel:01-40-26-05-05ⓂLES HALLES営)12:00〜14:30L.O.、18:00〜22:00L.O.(火〜金)12:00〜22:00(土)休)日、月、1/1、 5/1、 8月、12/25www.yamtcha.com

Maison Kalios|メゾン・カリオス

ギリシャ発オリーブオイルが主役のデリ。

青みの強いギリシャ産オリーブ油で有名シェフたちを魅了したカリオス社が、気軽に立ち寄れるデリをオープン。ショーケースには手作りの惣菜がずらりと並ぶ。ピタサンドは、牛肉、仔牛肉、ベジタリアンの3種からメイン具材が選べる。店内のエーゲ海のような雰囲気も◎

ランチ時は、メインの1品に+5ユーロで前菜の小皿、自家製デザート、飲み物から2品を選べる。右から牛肉シチューのピタサンド「Pita Boeuf」(単品12ユーロ)、炭酸水、手作りデザート、ポルトカロピア(オレンジパイ)「Portokalopia」。3品セットで17ユーロ

230401-paris-20euro-09.jpg

Maison Kalios54, rue des Martyrs 75009tel:01-45-96-04-53ⓂPIGALLE営)10:30~21:30L.O.(月~木、日)10:30~22:30L.O.(金)10:30~23:00(土)休)1/1、 12/25www.maisonkalios.com

Tram|トラム

ブックカフェでワイン片手にゆるりと。

パリ6区で人気レストランを経営していたオーナーが、書店併設のカフェを新たに構えた。旬の野菜のスープ、レモンキャビアとイクラをのせたブリオッシュトーストなど、丁寧に調理された料理を穏やかな空間で楽しめる。ヴァンナチュールも充実しているのでアペロにも最適。

コンテチーズと上質なハムを食パンに挟んで焼き、トリュフ塩を利かせた、リッチな味わいのクロックムッシュ「Croque-Monsieur」16ユーロ

230401-paris-20euro-08.jpg

Tram47, rue de la Montagne Sainte Geneviève 75005tel:01-87-03-94-86ⓂMAUBERT- MUTUALITÉ営)9:00~19:30※ランチ:12:00~14:30L.O.休)日、月@tram.librairiecafe

Café Bogato|カフェ・ボガトー

乙女心つかむ人気菓子店によるカフェ。

安全な素材にこだわったカラフルで楽しい菓子が人気のボガトーがカフェをオープン。チーズ味のサブレやポタージュ、野菜をたっぷり使った自家製のパイ生地やブリオッシュのトーストをランチ限定で提案。ナッツやスパイスを隠し味に使った優しい味わいが好評。

小ポーションがうれしい日替わりのポタージュ「Petit Velouté」、ゴマペーストを加えたニンジンのピューレにローストしたニンジンをのせヨーグルトソースをかけたブリオッシュトースト「Brioche Toastée」。ランチ2品セットで16ユーロ、デザート付き19ユーロ。左上のオレンジフラワーウォーター風味のマドレーヌ「Madeleine à la Fleur d’Oranger」(3.90ユーロ)や、コーヒー風味のサブレなど、終日提供する菓子を組み合わせても。

230401-paris-20euro-10.jpg

Café Bogato5, rue Saint-Merri 75004tel:06-20-89-46-77ⓂHÔTEL DE VILLE営)9:00~18:00※ランチ:12:00~15:00L.O.休)月@cafebogato

●1ユーロ=149円(2023年5月現在)●日本から電話をかける場合、フランスの国番号33の後、市外局番の最初の0を取ります。フランス国内では掲載表記どおりかけてください。●各紹介アドレスのデータ部分のⓂは地下鉄の駅、Ⓣはトラムの駅を示しています。●掲載店の営業時間、定休日、商品・料理・サービスの価格、掲載施設の開館時間や開催時期などは、取材時から変更になる可能性もあります。ご了承ください。

*「フィガロジャポン」2023年5月号より抜粋

元記事で読む
の記事をもっとみる