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「私の育児に口出さないで!」ついに反論!すると友人は明らかに不機嫌になって<子育てダメ出しママ>

  • 2023.5.5

大学生のときにゼミで知り合い、仲良くなったシィさんとエーコさん。社会人になってからも交流を続けていた2人は互いに結婚・出産。少し疎遠になった期間があったものの、お互いにママになったことをきっかけに、久々に会うことに。シィさんが、エーコさんの息子くんに赤ちゃんへの接し方をやんわりと注意したことをきっかけに、「シィちゃんって過保護だよね」と言って、独自の子育て論を語り始めたエーコさん。そんな中、娘ちゃんのほっぺにキスをしようとするエーコさんの息子くんの様子が目に入り、シィさんは思わず大きな声で制止します。すると、息子くんは驚いて泣き出してしまい、エーコさんは激怒。シィさんは謝罪しつつ、普段から娘ちゃんが虫歯にならないよう、キスなどは避けていることを説明しますが、「うちの子が汚いってこと? そんな理由で親にキスしてもらえないなんて、娘ちゃんがかわいそう!」とまくしたてるエーコさん。その言葉に、普段温厚なシィさんもイラッとしてしまいますが、そんな険悪な空気の中、息子くんが「いきなりチューしようとしてごめんね」と口にしました。

息子くんに、「悪いことをしたわけじゃないんだから、謝らなくていいのよ」と言うエーコさん。

「でも、前に先生に、チューはおうちの人とだけって言われたよ」

息子くんの話を聞いてみると、どうやら幼稚園で似たような出来事があったようです。家でもキスやハグなどのスキンシップをしている息子くんは、幼稚園のお友だちにキスをしようとして、嫌がられてしまったそう。

「キスをされてうれしい人もいれば、困る人もいる。だから、おうちの人とだけ」

幼稚園で先生に言われたことを、エーコさんの息子くんは一生懸命に教えてくれました。この出来事について、エーコさんも初耳だったようで驚いた様子。

そして、息子くんはシィさんに、「だからごめんねしたの。また、赤ちゃんと遊んでもいい?」と健気に伝えてくれて……。

私の育児に口出さないでくれる?

息子くんの素直なやさしさに触れて、シィさんも自然と「こっちこそごめんね」という言葉が出てきます。

息子くんはにこやかに許してくれて、また娘ちゃんと遊びだしました。

しかし、エーコさんはまだ不満そうな顔。

「何よ……。こっちが悪いっていうの? 子どものすることだし、チューくらいかわいいものじゃん。気にするようなことじゃないでしょ」と蒸し返します。

「そうだね。私が気にし過ぎる部分もあると思う。でも、子どものすることだから気にしないでって、する側が言うことじゃないと思う!」

「娘がかわいそうとかいろいろ言っていたけど、私にも考えがあってしていることだから、私の育児に口出さないでくれる?」

これまで、エーコさんからのさまざまなダメ出しにモヤモヤしていたシィさんは、はっきりと反論。

言い返されて、あからさまに不機嫌な態度になるエーコさんなのでした。

シィさんと息子くんがお互いに謝って、和やかに仲直りすることができたにもかかわらず、蒸し返すエーコさんには困ってしまいますね。もともと、エーコさんに下に見られている気がする……と感じていたシィさん。エーコさんは独自の子育て論を持ち出し、何かとシィさんの育児にダメ出ししていましたが、今回ばかりはシィさんも反論せずにはいられなかったようです。

たとえ旧知の仲でお互いをよく理解しているつもりでも、子育てに関する考え方や価値観は人それぞれ。自分の意見が正しいと思っていても、それを相手に押し付け、他の家庭の子育てに対して口出しするようなことは、相手を傷つけたり、トラブルに発展したりするので、避けるべきだということがわかりますね。


著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ

ベビーカレンダー編集部

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