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飛行機の離陸直前に整備士が翼に「貼っていたもの」を見て乗客が困惑(海外)

  • 2023.5.5

飛行機の離陸直前に整備士が翼に“あるもの”を貼る様子をとらえた映像が話題になっている。(フロントロウ編集部)

飛行機の整備士が翼に貼っていたのは“超スゴいテープ”だった

飛行機の離陸直前に、整備士が“あるもの”を貼る様子を機内からとらえた映像が大きな反響を呼んでいる。話題になっているのはTikTokに投稿された動画で、そこには、整備士が翼に銀色の粘着テープのようなものを貼って修理する姿が映っていた。

動画の投稿者は、「だからスピリット航空は利用しない。航空機専用のテープだからとか関係なく、テープで固定しなければならないという事実と、乗客の視線を気にすることなくそれを堂々とやるところがありえない。それが私がスピリット航空を使用しない理由。今はサウスウエスト航空を使ってる」とかなり憤慨しており、よく飛行機を利用するという人たちからも困惑する声があがったが、じつは整備士が貼っていたのはただの粘着テープではなかった。

画像: ©︎myhoneysmacks/TikTok
©︎myhoneysmacks/TikTok

動画のコメント欄にも同様の指摘が多くあったが、このとき整備士が翼に貼っていたのは「スピードテープ」といって、航行に支障がない軽微な修理に使用される粘着性と耐久性に優れたアルミ製のテープで、動画の投稿者が“乗り換えた”と言っていたサウスウエスト航空でも使われている。航空機だけでなくレーシングカーの応急修理にも使用されることがあり、風速600マイル(約965キロ)でもはがれず、マイナス約50度から約150度までの極端な環境変化や、湿気、紫外線、化学物質、短時間の炎にも耐えられるそう。

なお、今回の騒動を受けて、スピリット航空の広報担当者は「当社のエンジニアリングチームに問い合わせたところ、(問題となっているテープは)スピードテープであり、安全上の問題はなく、航空業界では一般的に使用されていることを確認しました。スピードテープの使用は、航空機メーカーと当社のエンジニアリングチームによって許可されており、連邦航空局が定める使用要件をすべて満たしています」とAP通信を通じてコメント。

また、この広報担当者によると、TikTokで拡散された動画は実際には約2年前に撮影されたもので、スピードテープをめぐる議論や懸念はほぼ毎年のように噴出しているという。(フロントロウ編集部)

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