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<保育士が一斉退職した話>「一気に不安…」クセ強めの園長がいる保育園。不安は残りつつも入園決定

  • 2023.5.5
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2017年1月、妊娠27週で930グラムの息子ねこ太くんを出産した鳥野とりこさん。1年後、ねこ太くんの集団生活の許可が主治医から下りたことを機に、仕事復帰を目指して保育園探しをおこなうことに。そんなある日、保育園激戦区に住んでいた鳥野さんが保育園新規開園のチラシを目にし、入園を決意。しかし、その保育園は保育士の退職が後を絶たないトンデモ保育園だったのです。

早産だったねこ太くんに集団生活の許可がおり、職場復帰のためにも保育園を探していた鳥野さん。保育園激戦区の自宅のすぐ近くに新設された保育園を発見します。設備も新しく、見学で説明してくれた保育士さんもしっかりしていて、これなら安心して預けられそう……と好印象を抱きます。ところが、そこに登場したクセ強めの園長にはビックリ。そのかなり濃いキャラに一気に不安が押し寄せますが……!?

入園のチャンスは逃せない……!

クセ強めの園長は、もとは宅急便の配達員さんだったようで、理事長つながりで園長に就任するも、保育士資格は持っていないとのことでした。それでも子育て経験があるため、「大船に乗ったつもりでドーンと任しておくんなはれ!」と豪語されます。しかし、鳥野さんは「一気に不安」と真っ白になってしまいます。

とはいえ、園長は主に事務方とのこと。保育士さんは充実の4人態勢で、看護師さんも常駐、給食もしっかり考えられています。おまけに家から近くて保育料も安く、何より空きがある! 「こんなチャンスは二度とない」と、預かり保育で様子を見ることに決めました。

申し込み、必需品の準備などあっという間に時間が経ち、2時間の慣らし保育の日がやってきました。久しぶりの自由時間を満喫しようと思っていた鳥野さんですが、ずっと一緒だったねこ太くんと初めて離れたことに気づき、なんだか落ち着かない気分に。家事をしつつ、あっという間にお迎えの時間になりました。

心配しながら迎えに行ってみると、ねこ太くんは楽しそうに保育士さんと遊んでいました。その後、慣らし保育も順調に進み、無事に1日保育に切り替えるのでした。

初めての保育園、ねこ太くん本人が元気で楽しく過ごせることが一番大事ですよね。例の園長が気がかりなところですが、保育の現場には出てきていない様子。先生たちを信じて、これからの保育園生活を楽しく過ごしていけるといいですね。


著者:マンガ家・イラストレーター 鳥野とりこ

ベビーカレンダー編集部

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