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GWはスマホを持ってお散歩へ! 100円ショップの虫眼鏡を使って写すマクロな世界【ママカメラマンのスマホ写真術】

  • 2023.5.5
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ゴールデンウィークは、スマホでたくさん写真を撮って思い出を残しませんか? 育児雑誌などで活躍中のママカメラマン、成田由香利さんによるスマホカメラの写真術。今回はスマホと虫眼鏡やルーペを使って、ちょっと面白い写真を撮る方法を教えてもらいます。
※この記事は、2020年5月にウェブ掲載されたものを再編集しています。お子さんの学年・年齢などは当時のものです。

スマホとマクロレンズで、散歩も冒険に。

こんにちは。5月に入ると、お花が咲いたり、虫が出てきたり、子どもたちにとっては、楽しい季節になってきますね。まだまだ自由に公園で遊ぶことは難しい地域も多いですが、スマホカメラでなにか子どもたちが楽しいことはできないかなと少し考えてみました。

GWはスマホを持ってお散歩へ! 100円ショップの虫眼鏡を使って写すマクロな世界【ママカメラマンのスマホ写真術】の画像1

みなさんは、スマホのレンズに取り付けるクリップレンズがあることをご存じですか?

アマゾンなどのネット通販をのぞいてみたら 1000円くらいのものから3000円以上のものまで値段も種類もたくさんあるようで、ズーム機能などを搭載したレンズや、マクロ・広角・魚眼と数種類のレンズをセットにしたものも販売されています。 わたしもマクロ・広角・魚眼レンズの3点セットを持っていて、時々遊んだりするのですが、スマホのレンズのところに、クリップのようにしてレンズを取り付けるだけで、とても簡単に、目で見る世界とは違った世界を映し出してくれるので、面白いです。

なかでも、マクロレンズは小さな昆虫にも迫れるようになりますし、植物などの微細な部分を映し出したりと、肉迫した写真を撮ることができますので、好奇心が旺盛な子どもたちにはいい刺激になるのではないかなと思います。

クリップ式のマクロレンズをお持ちでない方も、100円ショップで売っている虫眼鏡やルーペを使えば、代わりになるので、息子たちに試してもらいました。 今回は、スマホカメラを持って、お散歩しながらマクロな自然の世界を楽しんでみようというお話です。

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100円ショップで購入した虫眼鏡とルーペ。それに、クリップ式マクロレンズを持って出かけました!
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スマホカメラを持ってのマクロなお散歩、まずは、虫眼鏡ですが、わたしが購入した虫眼鏡は、倍率が約2倍だったので、正直虫眼鏡にスマホカメラを重ねるだけでは、スマホカメラだけで撮った写真と比べてもあまり変わりばえしなかったのですが、ルーペの方はレンズが2枚付いていて、2枚重ねると約7倍拡大することができ、お花のディテールもよく見えました。

こちらは、スマホでそのまま撮った写真ですが、

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ルーペとカメラを組み合わせることでここまで寄ることができます。

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次の写真は、ルーペとレンズの位置がずれてしまいましたが、どこかからのぞいているみたいで面白いですね。

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スマホのレンズは、携帯の端っこに付いていてとても小さいので、レンズの位置とルーペの位置を合わせるのが少し大変で、ピントが合うように植物との距離感をとり、シャッターを押すので、慣れるまでは小4の息子でも少し苦戦していましたが、スマホリングが付いている場合は、携帯の落下も心配なく、お子さんでも上手に持てそうですね。

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もしひとりでルーペもスマホも持つのが大変そうな場合は、虫眼鏡やルーペをスマホカメラにぴったりくっつくようにママがフォローしてあげると、画像を確認しやすくなります。息子たちは虫眼鏡とルーペを重ね合わせて、お花に寄って撮ったりもしていました。

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その時の写真がこちらですが、虫眼鏡に反射していた青空も映り込んで、なんだかすてきでした。

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帰り道、クリップ式のマクロレンズをこどもたちに渡してみたところ、「これなら自由だね。いいね、これ!」と、あちこち動き回ってマクロな世界にのめり込んでいました。

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撮影・長男
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クリップレンズなら、小さな子でもママに頼らず、ぱしゃぱしゃ撮れますね。
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マンホールにへばりついて、撮っていました。

虫眼鏡やルーペは、100円ショップで買ったものなので、レンズの性能自体はそんなによくないのですが、それが逆に良さとなって、写真がトイカメラで撮ったような仕上がりで、私自身はとても気に入りました。クリップ式のレンズは扱いやすく、写真もきれいに撮れました。子どもたちも気に入ったようです。

歩き慣れた散歩道も、マクロなレンズを持つだけで、違う世界を感じることができますね。レンズをマクロ仕様にすると、どうしてもピンぼけ写真も多くなりますが、子どもたちの驚きや発見が伝わってくる写真は、ピントが甘くてもなんだか臨場感があって、いいものです。

花に寄ってみたり、ダンゴムシにフォーカスしてみたり、マンホールにもズームしていた息子たちは、「いつもと違う道みたいだった」と話していました。

みなさんもぜひ試してみてくださいね。

今週の一枚

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こちらは、ルーペをスマホカメラにくっつけて息子のパーツに寄ってみました。 小さいお子さんのお手手に寄ってみたり、まだ歯のはえていない口元に寄ってみたり、いろいろ楽しめそうですね。

それではまた。

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成田 由香利
なりたゆかり/カメラマン。1980年生まれ。秋田県出身。大学在学中に写真にめざめ、夜間の写真学校に通い学ぶ。その後六本木スタジオ勤務を経て、回里純子氏に師事、2008年に独立。男の子二人の母。主に雑誌の撮影で幅広く活動中。

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