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【長続きカップルあるある】彼を沼らせたら「次に彼女がするべきこと」

  • 2023.5.4

相手をとにかく惚れさせたい。病的に好きにさせたい。こうした意図から「彼を沼らせる」といったテクニックが世にあふれています。もちろんテクニックとして否定はしませんが、長期的な関係を目指すならとても危険であることは覚えておきましょう。今回は沼らせ恋愛がなぜ危ないのかを解説します。

実はしてはいけない!「相手を沼らせる」それが長期的に見ると良くない関係に

【おおしまりえの恋愛道場】vol. 221

恋愛テクニックには、よく「相手を沼らせる」と表現するものがあります。沼らせるとは、相手を沼にハメるという言葉から来ており、恋愛において自分に病的に夢中にさせるという意味があります。
相手が自分に夢中になってくれたら(それも病的に)、こんな嬉しいことはないと思います。

ただ、こうしたテクニックで手に入れた気持ちというのは、実は不安要素がたくさんあります。では沼らせた結果、どういう不安要素があるのか。とはいえ、自分に惚れさせたいと思ったら、どうしたら良いかを解説します。

なぜ相手を沼らせるのは良くないのか

沼らせることの最大の弊害は、素の自分ではなく、テクニック重視の振る舞いで手に入れた関係であることです。片思いから付き合えたとしても、相手の気持ちはテクニックで盛り上げて手に入れたものですから、あなたが素に戻ったら魔法が解けてしまいます。

「じゃあ、相手を追いかけさせるためにテクニックをふまえた振る舞いをずっとすれば良い」と考える人もいるでしょう。しかしそれは、いずれ無理が生じます。
そもそも人は、恋愛ホルモンと呼ばれるドーパミンなど興奮を司るものは、1年〜3年くらいで脳から出なくなります。

相手を沼らせるには、相手の興奮をコントロールすることがカギとなりますので、付き合った後も沼らせ続けたとしても、人間の性質上、1年くらいで興奮のスイッチが切れ、そもそも沼らせられなくなるのです。

そうなった瞬間、相手は冷静さを取り戻し、関係に魅力を感じなくなる可能性が高まります。それでもあなたは、テクニックを駆使しても彼の気持ちが欲しいですか?

沼らせ中に絶対やるべきこととは

「沼らせ切れ」とでも言うべき現象は、恋愛スタートから大体1年くらいで起きます。それは避けられないものですが、この沼らせ切れが起きる前に、対策として1つやっておくと有効なことがあります。それは、「信頼の積み重ね」です。

本来恋愛は興奮のスイッチが切れると同時に、信頼のフェーズに突入します。信頼のフェーズでは、安心や平和といった感覚がカギになる、いわば穏やかな幸せを感じる恋愛時期です。興奮から信頼へと、ある日突入するものではありませんから、沼らせていた時期から信頼を積み重ねることで、スイッチが切れても気持ちが途切れるのを防ぐことが叶います。

信頼の積み重ね方

恋愛中の信頼は、どうやって積み重ねたら良いのかと言うと、それは「深い対話」で達成できます。深い対話とは、1つは話題の深さと、もう1つは懐の深さが関係しています。

話題の深さとは、その名の通り話す内容をより個人の価値観や考えが出るような話題をしていくことです。
例えば恋愛観とか結婚観とか、家族観とか、人はいろんな側面に対して価値観をすでに持っています。楽しい恋愛時期はこうした重めな話はしない傾向があるため、意識的に持てると良いでしょう。

もう1つは、「懐の深さ=受け止め力」が発揮される会話です。会話という言葉から、多くの人は自分の言いたいことを言う場を想像しますが、本来そうではありません。会話とは、相手の話を聞き、受け止めることが何より大事だからです。
受け止められた方は、相手に対して信頼を抱くようになり、その積み重ねが信頼度の高い恋愛につながります。

自分の意見を言ったり、主張を通したりするのは会話ではなくディベートです。会話がないよりましですが、ディベートする恋人に心は休まるはずありませんから、いますぐ止めたほうがいいでしょう。

沼らせること自体を否定はしませんが、できることなら、始めから誠実な気持ちを向け、真正面から愛と信頼を構築するような関係を目指したいものです。
現在相手をテクニックで落としてしまっている人は、今回紹介した信頼関係の構築方法を元に、興奮が切れる前に関係の切り替えをしていってください。こうした努力は、2人の関係に新たな幸せをもたらしてくれますよ。

おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。

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文・おおしまりえ

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