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女性の人権、命について考える。『聖地には蜘蛛が巣を張る』|G’s FILM REVIEW

  • 2023.5.8
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5月のエンタメをレビュー!GINZA編集部がレコメンドする映画をご紹介。

『聖地には蜘蛛が巣を張る』

『ボーダー 二つの世界』のアリ・アッバシが、祖国イランの聖地マシュハドで実際にあった娼婦連続殺人事件から着想を得、女性の人権、命を蔑視する文化が根深く続く社会を見据える。「街を浄化する」という声明のもと16人の娼婦を殺害した犯人は、敬虔な信者で模範的な父親だった。リベンジポルノを流出された被害者にもかかわらず罪に問われ、亡命を余儀なくされたザーラ・アミール・エブラヒミが、勇猛果敢なジャーナリストとして確かな声を上げる。

4月14日(金)より、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、TOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開。
©Profile Pictures / One Two Films

GINZA2023年5月号掲載

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