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抱っこよりスゴい!? 「おんぶ」が赤ちゃんの脳と体に与えるメリット3つ

  • 2015.12.6
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【ママからのご相談】

生後6か月の子どもがいるのですが、抱っこが大好きで、1日のほとんどを抱っこで過ごしている状態です。家事をする時も、1人で寝かせておくと泣いてしまうので、片手で抱っこをして片手で家事をこなす毎日で、 困っています。せめて数分間でも1人でご機嫌で待っていてくれるようにする良い方法はないでしょうか?

●A. 育児と家事の両立……解決策は“おんぶ”です!

ご相談ありがとうございます。ベビーマッサージ講師のfurahaです。

赤ちゃんにとってママの抱っこは、ママの愛情をたっぷり感じることができて、安心できるもの。だから、赤ちゃんはママに抱っこをしてもらうのが大好き。しかし、育児以外にもやることがいっぱいあるママにとって、四六時中抱っこをしているのは無理なことですよね……。

そこで、お薦めしたいのが、おんぶです! 家事の間、赤ちゃんを1人でご機嫌に遊ばせる方法を考えるより、赤ちゃんもママと一緒になって行動する方法を選んではいかがでしょうか?

おんぶをすると両手が空き、抱っこと違って体の前の空間も空くので、料理や洗濯などの家事がしやすくなります。また、家事をする間1人で遊ばせておく場合、赤ちゃんがママの視界から消えてしまう瞬間がどうしてもあると思います。しかし、おんぶであれば、赤ちゃんはママの背中にいるので、赤ちゃんから目を離す心配もせずにすみます。

●おんぶが赤ちゃんの脳と体の発達に与える好影響3つ

おんぶには、上記のような利便性だけでなく、赤ちゃんの脳や体の発達にも良い効果があるといわれています。

●(1)赤ちゃんの視界を広げて好奇心を刺激する

五感の中で、視覚は外からの情報を得るのに最も大切なものです。抱っこの場合、赤ちゃんの視界はママの胸で遮られてしまいます。しかし、おんぶであれば、ママの肩越しに赤ちゃんは周りの景色を見ることができるのです。

おんぶということは、赤ちゃんがママと同じ視点で景色を見るということ。普段とは違う高い位置から周りの様子を見ることは、赤ちゃんの知的好奇心を育むことにもつながります。

さらに、ママが行っていることを肩越しに見ることで、赤ちゃんは自分が行っているような感覚になります。

●(2)赤ちゃんと背中を通じたスキンシップができる

抱っこと同じように、おんぶでも背中を通じて赤ちゃんとスキンシップをとることができます。背中からママの鼓動や、動きに合わせた振動を赤ちゃんは感じることができるのです。

特にご相談者様のように、抱っこが大好きなお子様の場合、おんぶでママの温もりを感じることができるので、ママが家事をしている間1人にされるより、おんぶをしてもらったほうが喜ぶのではないでしょうか?

●(3)赤ちゃんの姿勢や運動神経の発達を促す

抱っこの場合、赤ちゃんの体の前にママの胸やおなかなどの盛り上がりがあり、赤ちゃんはママにうまくしがみつくことができません。結果、赤ちゃんは抱っこひもの中でつり下げられている状態になります。

しかし、おんぶの場合は、赤ちゃんの動きを遮るものがなく、赤ちゃんは自らの力でママにしがみついて、腰を伸ばし、立ち上がろうとする姿勢を取ることができます。

※腰ひもタイプの抱っこひもでおんぶをした場合、赤ちゃんの位置がママの背中の下の方になり、結局赤ちゃんの視界がママの背中に遮られてしまうので、上記のような効果を期待できない場合もあります。

●おんぶができるのは首がすわってから!

ママの家事もはかどり、赤ちゃんにも良い影響があるおんぶ! 今すぐにでも育児に取り入れたいところですが、おんぶをする際には注意しないといけないこともあります。

まず、おんぶをするのは、赤ちゃんの首がしっかりとすわってからにしましょう。首がすわるというと、縦抱っこができるようになる生後3か月くらいのことが想像されがちですが、実はこれは間違い! 本当の意味で首がすわるというのは、赤ちゃんが自分の意思で首を動かすことができるようになる、生後5か月以降くらいのことをいいます。

抱っこ紐はしっかりしているので、首が完全にすわる前からおんぶをしても、紐で首が固定されて一見大丈夫なように見えますが、これは赤ちゃんの首に大きな負担をかけることになるので、やめてください。

また、首がすわっておんぶができる月齢の赤ちゃんの場合も、赤ちゃんにとって苦しい姿勢になっていないか? 安全におんぶできているかどうか? 必ず確認しましょう。

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「育児の傍ら家事もしたい!」というママの望みと、「ずっとママの近くにいたい!」という赤ちゃんの願いの両方を叶えてくれるおんぶ。赤ちゃんの首がすわったら、育児に取り入れてみてはいかがでしょうか!?

【参考リンク】

・知育効果も期待できるおんぶ。脳科学の視点から分析しました。 | ラッキー工業株式会社(http://www.lucky-baby.co.jp/onbu/)

●ライター/furaha(ベビーマッサージ講師)

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