こんにちは、地域特派員の「みっちゃん」です。 今回は宇都宮市の「うつのみや遺跡の広場」をレポートします。 ここには、「根古谷台遺跡」という縄文時代の集落跡があります。 広場には復元された竪穴式住居や小さな資料館もあり、歴史の勉強にピッタリの場所です。 小学6年になったお子さんはちょうど歴史を勉強し始めて、最初に習うのが縄文時代。 週末に家族でお出かけになるのはいかがでしょうか? 5月中旬ごろには、丘の斜面に約一万株のニッコウキスゲも見られますよ!
JR宇都宮西口からバスで「聖山公園入口」へ
「JR宇都宮駅西口」のバスターミナルから行く方法をご説明します。 関東バスで41番「運転免許センター、楡木車庫」行きのバスで約30分、「聖山公園入口」で下車。ここから徒歩で約10分ほど。
「聖山公園」は霊園です。お墓の間を抜けて、墓地の突き当りに「うつのみや遺跡の広場」があります。
縄文時代前期の集落に到着!
ここは、昭和57年に発掘調査により発見された、縄文時代前期(5~6千年前)の集落跡だそうです。 竪穴住居や長方形大型建物の復元が立ち並んでいます。すごい!いきなり縄文時代にタイムスリップ!
長方形の建物は、おそらく儀式や集会に使われていたそうで、かなり大きいです。 竪穴住居は家族で住む家だったんでしょうね。入り口は上の方ではしごがかかっています。
竪穴住居の周りに咲いてる野の花がきれいでした。
これはお墓。耳飾りや管玉類といった副葬品がこういう穴から発見されたそうです。
一周したら入り口近くの資料館で出土品を見よう!
小さな資料館もあります。
ここで出土した装身具や副葬品が展示されていました。
大きな耳飾りは重要文化財に指定されているそうです。
輪っかの耳飾り。痛くなかったのかな。
自然観察路に出てニッコウキスゲを見よう!
そして見どころは集落跡だけではありません。資料館の裏、園内の西側斜面にはニッコウキスゲが自生しているんです。
私が訪れた時には、まだ時期が早かったのですが(4月23日でした)、それでも日向に2,3輪、ニッコウキスゲが咲いていました!
これ、満開になったらすごくきれいだろうな。
ニッコウキスゲと言えば、日光霧降高原の「キスゲ平」や、那須塩原の「沼ッ原」が思い浮かびます。高山の植物ってイメージだったのですが、宇都宮市内でも見られる場所があるんですね。「キスゲ平」や「沼ッ原」は標高が高いので、ニッコウキスゲの満開時期は6月から7月と言われていますが、「うつのみや遺跡の広場」では少し早く、5月中旬ごろが見ごろを迎えるのだそうです。
スズランは満開でした。いい香りがします。
土日祝は「環境定期券制度」を使ってバスでお出かけ
余談ですが、今回は関東バスの「環境定期券制度」を利用しました。 「環境定期券制度」とはなにかと申しますと、バスの通勤、通学定期を持っている人とその家族は、土、日、祝日、全区間100円でバスに乗ることが出来る制度です(2023年4月現在の情報)。休日にバスを利用して、マイカーの数を減らして環境に配慮しよう、という試みだそうです。 例えば、今回「JR宇都宮駅西口」から「聖山公園入口」まで、バス料金は通常、片道420円ですが、「環境定期券制度」を使うと片道100円でバスに乗ることができます。
うちは娘がバスの通学定期を持っているので、娘と私、夫の3人で片道300円で行くことが出来ました。正規料金が3人で片道1260円ですから、960円もお得です! バスは路線によっては本数が少ないので、不便だと思われがちですが、前もって時間を調べて、このような制度を利用すると、なかなかいいものだと思いました。
興味のある方は、関東バス「環境定期券制度」で詳細を調べてみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。