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「あっち行ってて!!」娘の行動にイラッ!つい追い払うような口調で言ってしまい大後悔

  • 2023.5.3

娘のお昼寝の時間が遅くなったため、すべての予定が夕方にずれこんでしまい、私はとにかく時間に追われていました。今回お話しするのは、大急ぎで夕飯の準備をしていたときのことです。心の余裕を持てなくなっていた私は、2歳の娘に強い口調で「あっち行って!」と言ってしまったのですが、それを後悔することになったのです。

パパにも相手をしてもらえなかった娘

この日は、夫も在宅でやらなければいけない仕事があり、娘の相手をすることができませんでした。ひとりでTVを見ていた娘は、退屈したのか、私が料理で忙しくしている間に、夫の仕事部屋へ遊びに行ったようでした。夫は、PCを触りたがる娘に、「コレは触っちゃダメ」「ここに来てはダメ」と言って怒ったそうです。ちっともパパに相手にしてもらえない娘は、いじけてリビングへと戻ってきました。

何とかして誰かに相手をしてもらいたかったのだと思います。TVには見向きもせず、私の元へ娘がやってきました。私は、夕飯の時間がいつもより遅くなってしまっていると大慌てで料理をしていました。そこへ娘が、私の足にしがみつき、「ママ〜! 抱っこ〜!」と甘えてきたのです。

「あっち行って!」と言ってしまった

時間に追われ心に余裕がなくなっていた私は、娘の要望に応えてあげることができませんでした。「抱っこがダメなら私も一緒に何かする!」。娘はそう思ったのでしょう。踏み台を登り、食器洗いをしようと水道に手を伸ばしました。

すると、野菜を浸けておいたボールがガシャン! 床が水びたしになってしまいました。急いでいるのに思うように作業ができない私は、思わず「あっち行って!」と娘に言ってしまいました。娘を追い払うような、とても嫌な言い方だったと思います。

寂しそうな娘の表情を見て

夫に相手にしてもらえなかったから私の元へ来たとわかっていたのに、娘を追い払うような言い方をしてしまったと、私はとても後悔しました。娘は、「ママも相手にしてくれない……」と思ったのかもしれません。娘はとても寂しそうな表情をして、リビングを出ていこうとしていました。

しまったと思った私は、とっさに娘を引き止めました。「おいで! 洗い物しようとしてたんだよね! 大丈夫だよ!」。娘は、パッと明るい表情をしてキッチンへ戻ってきました。「自分の居場所がどこにもない……」。そんな想いをさせてしまったかもしれないっと思った私は、「ごめんね」という想いで胸がぎゅっと締めつけられました。

早くしないと夕飯が遅くなる、早くしないと寝る時間が遅くなる。娘のためを思って急いでいたけれど、時間に縛られて、結局娘に悲しい想いをさせてしまいました。あの日、娘を引き止めることができなかったら、どれほどつらい想いをすることになったのかわかりません。生活リズムも大事だけれど、娘の今をもっと大切にしてあげなければいけないな、と思いました。

ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように!

監修/助産師 松田玲子

イラストレーター/magari


著者:鹿久保知里

ベビーカレンダー編集部/キッズライフ取材班

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