1. トップ
  2. ファッション
  3. 進化し続ける《ヴァレンティノ》

進化し続ける《ヴァレンティノ》

  • 2023.5.3
  • 429 views

メゾンのアーカイブを再解釈し、進化し続ける《ヴァレンティノ》。独創的なパターンの数々をフィルムに収めたいと彼女の撮影欲はかき立てられる。

 

Toile Iconographe Bucket Hat

創業時から掲げている《ヴァレンティノ》のアイコニックなVロゴ。それらを絶え間なくつなぎ合わせた「トワル イコノグラフ」に彼女は夢中だ。「クラシカルでいて、とても現代的!さながらアートピースのようね」と感嘆の声をあげながら、すかさずシャッターを切っている。

進化し続ける《ヴァレンティノ》
出典 FUDGE.jp

ケープ¥621500、シャツ¥269500/ともにVALENTINO、バケットハット¥84700/VALENTINO GARAVANI(以上すべてヴァレンティノ インフォメーションデスク)、メガネ/スタイリスト私物

 

Embroidered Wool Tweed Jacket

エレガントなツイードのセットアップを彩るのは、マイクロビーズエンブロイダリーとスパンコールエレメントで仕上げたチェーンモチーフ。フラッシュの光に反射して、優美な光を放っている。「女の子はいつだって、キラキラと光るものに目がないからね」と、彼女。あなたもそのひとりね♡

進化し続ける《ヴァレンティノ》
出典 FUDGE.jp

ジャケット¥797500、シャツ¥192500、スカート¥445500/以上すベてVALENTINO、バッグ¥228800/VALENTINO GARAVANI(以上すべてヴァレンティノ インフォメーションデスク)、その他/スタイリスト私物

 

La Troisieme Toile Iconographe Shopping Bag

彼女はいつだって大胆だ。上質なジャカード生地で仕立てたバッグに、大量のフィルムや機材を詰め込んでいる。「ブラックもシックでいいけれど、レッドはより存在感が高まるわ」と思いっきりバディーを抱きしめた。コートに施されたポケットには、ゴールドのVモチーフが気高くきらめている。

進化し続ける《ヴァレンティノ》
出典 FUDGE.jp

コート¥742500、シャツ¥269500/ともにVALENTINO、トートバッグ[H25×W40×D17]¥324500/VALENTINO GARAVANI(以上すべてヴァレンティノ インフォメーションデスク)、メガネ/スタイリスト私物

 

Valentino Chain 1967 Crepe Courure Midi Skirt

1967年に登場したパターン「チェーン 1967」を、現代的に昇華させたコレクション「サーフェス」。このロングスカートに、彼女はビッグサイズのシャツを合わせて、絶妙なバランス感を披露する。「ルーズなのに洗練されていると思わない?」とこちらに眩しい笑顔を投げかける。

進化し続ける《ヴァレンティノ》
出典 FUDGE.jp

シャツ¥198000、スカート¥341000/ともにVALENTINO、ローファー¥133100/VALENTINO GARAVANI(以上すべてヴァレンティノ インフォメーションデスク)、その他/スタイリスト私物

 

Toile Iconographe Boots

シャッターを押す回数が増えたのはどうして? との問いに「ドレスにブーツにバッグ、そしてレギンスもあるからさ」と全身に散りばめた「トワル イコノグラフ」を指差す。想像力のスイッチが入るのは、決まって《ヴァレンティノ》をまとう瞬間なのだと、ポラロイドを自慢げに眺めていた。

進化し続ける《ヴァレンティノ》
出典 FUDGE.jp

ドレス¥566500、レギンス¥49500/ともにVALENTINO、バッグ¥344300、ブーツ¥244200/ともにVALENTINO GARAVANI(以上すべてヴァレンティノ インフォメーションデスク)、メガネ/スタイリスト私物

 

Valentino Chain 1967 Double Crepe Couture Coat

チェーン柄のユニークなグラフィックに覆われたコートを、満面の笑みでまとう。袖口からは、色を反転させたボウタイブラウスをさりげなく覗かせるのも彼女らしい。チェーンの合間に潜むValentinoのロゴを探して、今日もいつものセリフをつぶやいた。「Say cheese!」。

進化し続ける《ヴァレンティノ》
出典 FUDGE.jp

コート¥797500、ブラウス¥286000/ともにVALENTINO(ヴァレンティノ インフォメーションデスク)、その他/スタイリスト私物

 

photograph_Tamura Masahiro〈FREAKS〉
styling_Takaue Mina
hair & make-up_Ohgimoto Naoyuki〈POIL〉
model_Georgie P
edit_Matsui Arisa
design_Nakamura Hiroe

 

FUDGE vol.236 2023年3月号より

 

元記事で読む
の記事をもっとみる