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新生活はどう乗り切る?絶好調ニュー・ホープ・クラブが日本で語る【来日インタビュー】

  • 2023.5.2
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約3年ぶりとなる一夜限りの来日公演を翌日に控えていたニュー・ホープ・クラブに来日インタビュー! 残念ながらスケジュールの都合で1人別の飛行機で日本入りしたブレイク・リチャードソンは不在となってしまったが、リース・ビビィとジョージ・スミスの2人に、フロントロウ編集部の名物企画であるプレゼント企画<日本語サイン>にも挑戦してもらいながら、久しぶりの来日となった日本への思いや、ほとんどを自分たちでプロデュースした来たるセカンドアルバムについて訊きつつ、春にちなんで新生活に不安を抱えているかもしれないファンたちに向けたメッセージも受け取ってきた。(フロントロウ編集部)

ニュー・ホープ・クラブが久しぶりに来日

画像: 日本語サインを書き終えて満足げな表情をこちらに向けてくれたニュー・ホープ・クラブのリース・ビビィ(左)とジョージ・スミス(右)。
日本語サインを書き終えて満足げな表情をこちらに向けてくれたニュー・ホープ・クラブのリース・ビビィ(左)とジョージ・スミス(右)。

3年ぶりの日本はいかがですか?

リース:最高ですよ。僕らはみんな、日本が大好きですから。ファッションも最高です。日本でショッピングするのが大好きで、毎回、空っぽのスーツケースを持ってきて、それを服でいっぱいにして帰るんです。クレジットカードが大変なことになりますけどね(笑)。

ジョージ:日本の皆さんは素敵な方ばかりですよね。食事も美味しいですし、戻ってこられて嬉しいです。明日のショーもきっと最高なものになるでしょうし、今から楽しみです。久しぶりにファンの皆さんと会えるのが嬉しいですし、僕らがこの数年間に取り組んできたことをお見せできるのが楽しみです。

今回は観光できる時間などはあるのでしょうか? 日本に来るたびにしていることなどはありますか?

リース:チームラボに行くつもりですよ! 以前にも行ったのですが、とても楽しかったのでまた行く予定です。それから、渋谷周辺を観光するのも大好きですね。ザ・観光客っていう感じですけど(笑)。渋谷を歩くのが好きなんです。それから、名前を忘れてしまったんですが、“ゴールデンなんとか”みたいな場所ありましたよね?

新宿のゴールデン街でしょうか?

リース:そうです!小さなバーがたくさんある場所ですよね? 行くたびに混んでいるので、未だに入れたことはないんですけどね(笑)。素敵な場所だなと思います。

このインタビューは来日公演後に掲載されるものになりますが、ファンたちが、皆さんのステージからどんなものを感じてくれていたら嬉しいですか?

ジョージ:きっと楽しい時間を過ごしてもらえると思っています。声を枯らすくらい、一緒に歌ってもらえたら嬉しいですね。最高の時間にしたいと思っています。ショーに来てくれる人たちにとって、特別で、来てよかったと思ってもらえる体験になっていたら嬉しいです。

画像: ©️Joshua Fairbrother

リースとジョージにお互いやブレイクのことを“他己紹介”してもらった

今回、インタビューさせていただくにあたってファンの方々から質問を募集したのですが、お互いの良いところを訊いてくださいというリクエストが多く届きました! そこで、ぜひお互いの良いところに触れながら、他己紹介をしていただきたいのですが、いかがでしょうか?

ジョージ:オーケー。これからリースのことを僕が紹介します。

リース:(照れながら)TED Talksみたいな大掛かりなプレゼンはしなくていいからね(笑)。ちょっとだけ紹介してもらえたら。

ジョージ:リースは素敵な人で、ものすごく面白くて、頭の回転も早い。実際、すごく賢いです。

リース:ありがとう。

ジョージ:それから、興味深い話をたくさん知っています。知識がすごいんです。もちろん、良き友人でもあります。良い奴ですよ。誰もが一緒にいてほしいと願うような人です。もう少し彼の話をしようかな。そうすれば、彼が僕についてもっと話してくれるはずなので(笑)。

リース:おいおい、大仕事になりそうだな(笑)。

ジョージ:ひとまず、そんな感じで!

リース:ありがとう、ジョージ。ジョージはというと、とにかく優しいです。心が優しいですね。良き友人であり、とてもクールな人で、ミュージシャンとしての才能もすごい。それから、たった一言で僕らを笑わせてくれます。1日にいくつものジョークを言ってくるようなタイプなんです。とは言いつつも、最高に面白いのは一つだけで、他は親父ギャグみたいな感じなんですけどね(笑)。いずれにせよ、本当に優しくて、清潔で、几帳面な人です。ルームメイトとしても最高ですよ。

ジョージ:ありがとう。

今回は残念ながら不在となってしまったブレイクのことも、ぜひお二人から紹介していただけますか?

画像: 取材日は残念ながらブレイクは不在となってしまったが、ブレイクは来日公演前に時間をとってくれて、日本語サインを書いてくれた。
取材日は残念ながらブレイクは不在となってしまったが、ブレイクは来日公演前に時間をとってくれて、日本語サインを書いてくれた。

ジョージ:もちろん! ブレイクは今日、不在なので、つまり…

ジョージ&リース:(顔を見合わせ、声を揃えて嬉しそうに)好き放題言えるんだ!

ジョージ:冗談はさて置き、彼は本当に優しい人です。それから、ああ、参ったな! これだと僕ら全員が面白いということになってしまいますけど、彼もまた、最高に面白い。素晴らしいフロントマンであり、素晴らしいシンガーで、プロデューサーとしても長けています。もちろん、良き友人ですし、よく深い話をしていますよ。3人全員でね。お互いの気持ちなど、なんでもよく話しています。僕らはすごくオープンなんです。

リース:それから、おしゃれだし、良い匂いもします。

ジョージ:確かに。いつも良い匂いだよね。

リース:どうしてかわからないんですけどね。とにかく良い匂いがします。

セカンドアルバムを制作中の今はワクワクするような時期

今、制作が進められているセカンドアルバムはほとんどを自分たちでプロデュースしているそうですね。

ジョージ:パンデミックの時期は僕らにとってスキルを磨く時期になりました。今回、アルバムのほとんどの楽曲を自分たちで書き、自分たちでプロデュースできたことで、自分たちの楽曲を望み通りのものに仕上げることができました。ニュー・ホープ・クラブがこれから進んでいくべき新しい方向性を示してくれていると思いますし、今は僕らにとっても、僕らのファンにとってもワクワクするような時期だと言えますね。

一連のシングルの最初のリリースとして「Getting Better」を選んだ理由として、「僕らにとって人生はどんどん良くなっている」ということをオフィシャルインタビューでおっしゃっていました。このことについて詳しく訊かせていただけますか?

リース:パンデミックは全員に奇妙な期間をもたらしたと思います。僕らにとって、新しい音楽とともにそこから抜け出して、少しだけ自分たちのことを再発見できたことで、成長したように感じましたし、自分たちについて多くを学べたような気がしました。それで、「人生は良くなっている」ように感じたのです。それまでは当たり前のように感じていたことに感謝できるようになりましたし、ポジティブな期間にもなりました。(楽曲は)それを完璧に表現していると思います。

同じく昨年のシングルである「L.U.S.H.」は、タイトルが「Love U So Hard(君を心から愛している)」の略語になっているという、言葉遊びが面白いですよね。この楽曲のインスピレーションについて教えてください。

リース:この楽曲は僕らのロックな側面を示した曲だと言えると思います。ポップロックに特に影響を受けました。壮大なドラムに、壮大なギター、それから歌詞は大人びたものになっています。僕らはファンの方々と一緒に成長していっていると思うのですが、だからこそ、この曲では愛について歌っているのです。

「Call Me A Quitter」もラブソングですが、こちらはどんなことがインスピレーションになったのでしょうか?

ジョージ:今から1年半くらい前に、ロンドンでタクシーに乗っていたときに3人で話した会話がきっかけになりました。お互いの近況報告をしていたなかで、最終的に、遠距離の関係についての話題になって。その相手が家族であれ、友人であれ、特別な人であれ、それって時には負担になると思うんです。僕ら全員が、そういう状況について同じような認識を持っていたことがわかり、その日のうちにスタジオへ行って生まれたのがこの曲でした。

一方で、2023年最初のリリースは「Don’t Go Wasting Time」でした。この曲には、バンドとして前に進み続けるというメッセージが込められているそうですね。

ジョージ:パンデミックが明けつつあるときに書いた曲で、この曲は当たり前だと感じていることについて触れながらも、“自分を向上させるためにはどうしたらいいだろう?”っていうことを歌っています。なので、新しい1年を迎えるにあたって、この楽曲が去年までの状況を抜け出す新年の目標のようなものになるのではないかと感じました。今年をスタートさせるにあたって、この曲以外には考えられませんでした。

K-POPアーティストとのコラボも!アジアでの人気をどう捉えている?

「Call Me A Quitter」は韓国でENHYPENとダンスを披露した動画も話題になりました。BTSのVも皆さんのファンであることを公言するなど、ここ数年で、アジアにおけるファンベースをさらに拡大しましたよね。そのことについては、どのように捉えていますか?

リース:嬉しいことです。正直、僕らにとってもウィンウィンなことだなと思っています。日本を含めて、僕らはアジアへ来るのが大好きなので。素晴らしいファンの方々ばかりで、オンラインでも対面でも、すごく僕らの支えになってくれています。今のような状況は最高ですし、これからも何度も戻ってきて、もっともっとショーをやれたらいいなと思っています。

ジョージ:本当に素敵な方ばかりですよね。これまでにお会いしてきたK-POPアーティストたちもそうなのですが、皆さん本当に僕らに親切にしてくれました。リースも言ったように、これからも何度もまた来たいですし、ファンの皆さんに会って、話したり、一緒に過ごしたりしたいですね。僕らはそれが大好きなので。それから、P1Harmonyとスタジオに入る機会もあって、彼らもすごく素敵でした。彼らとの楽曲は今週の金曜日にリリースされます。そういう風に、一緒にスタジオに飛び込んで、「この曲クールだよね? リリースしない?」みたいな感じでできてしまえるのも最高でした。何がどこから生まれるかなんて、わからないのです。今はそうやって新しい人たちに出会えることが楽しいですね。

先日リリースされたばかりの最新シングル「Just Don't Know It Yet」についても伺いたいのですが、こちらはどのような経緯で生まれたのでしょう?

リース:誰かにひと目で恋に落ちるという、強烈な体験について歌った曲です。歌詞も特別で、ストーリーも力強いものになっているので、アコースティックギターとストリングスを加えた上で、できる限りありのままの楽曲にしたいと思いました。一目惚れするように、皆さんにもこの曲を楽しんでもらえたら嬉しいです。

ここまでリリースしてきた一連のシングルのなかで、個人的なお気に入りの歌詞を挙げるとしたら、どの歌詞が思い浮かびますか?

リース:「Just Don't Know It Yet」の2番で歌っている「We were sitting there for hours and we didn't say a lot / But the feelings that you gave me said the words that we did not(僕らは多くを語らずに何時間も座っていた/だけど君が僕にくれた感情が、僕らが語らなかった言葉を語っていた)」っていう歌詞ですね。

ジョージ:ああ、なんて詩的なんだ。ポエムのようだよ。

リース:まさしく。僕はこの歌詞が大好きです。

ジョージ:僕も同じく「Just Don't Know It Yet」から、コーラスの歌詞を挙げたいですね。どうしてかはわからないのですが、この曲を書いた日に初めて聴いたときからずっと、聴くたびに頭のなかに思い浮かぶイメージがあるんです。丘の上に家があって、それをカメラから撮っていて、カメラがズームしていくと表札があるドアがあって、そのドアを開けるとキッチンがあって、そこには家族写真も飾られていて、外の車には子どもたちが乗っているっていう、そういう情景が思い浮かんできます。それこそがこの歌詞の美しさだと思っています。誰しも、文字からそれぞれのイメージが思い浮かぶことがあると思うのですが、この歌詞に関しては、全員が頭のなかで、同じイメージを思い浮かべてもらえるんじゃないかなと思っています。

リース:うん、まさにそうだね。

ジョージ:それこそが、言葉の美しさです。

リース:そう。言葉の美しさ

ジョージ:記事で下線引いて強調しておいてください(笑)。言葉の美しさって。

セカンドアルバムのリリースはいつ頃になるのでしょうか?

リース:まだ最終的なリリース日は決まっていません。まさに、それに向けて取り組んでいるというところです。今はただ、音楽をリリースできていることを楽しんでいます。音楽をリリースしていなかった期間が2年あったので、今は音楽をリリースして、ファンの方々に気に入っていただけていることが嬉しいです。アルバムやシングルなど、フォーマットが何であれ、新曲を作ったりショーをしたりしながら、前に進めていることを嬉しく思っています。

新生活に不安を抱えている人へ、ニュー・ホープ・クラブからのメッセージ

こちらもファンの方々から届いた質問です。日本では、4月というのは年度始めで、学校に入学したり進級したり、新しい仕事に就いたりと、4月から新しいことに挑戦するという人も多いです。そういう方々におすすめしたいニュー・ホープ・クラブの楽曲を選ぶとしたら、どの楽曲が思い浮かびますか?

リース:「Don’ Go Wasting Time」ですね。勉強の助けになってくれる曲だと思います。一生懸命やり続けるモチベーションをくれるような曲だと思うので。僕はこの曲をオススメしたいですね。

ジョージ:「Call Me a Quitter」ですね。タイトルは「臆病者と呼んで」となっていますが、歌っているのは「臆病者と呼ばせない」ということなので。臆病者になりたい人なんていないわけです。臆病者にならないためにも、一生懸命に取り組む必要があります。それから、「Just Don't Know It Yet」も挙げたいです。なぜなら、新年度に何が待ち受けているかなんてわからないのですから。もしかしたら、恋に落ちるかもしれないですよ!

新年度を迎えて、新しいチャレンジなどに不安を抱えているかもしれない方々にメッセージをお願いできますか?

リース:幸運を祈っています。とにかく楽しんでください! 忘れないで欲しいのは、これは何かの終わりではないということです。例えば学校なら、卒業したあとも人生は続きます。一生懸命何かに取り組んで、自分でそれを楽しみながら、あとで振り返れるような前向きで幸せな思い出を作るということ。大切なのはそれだけです。ベストを尽くしてください。

最後に、2023年はニュー・ホープ・クラブにとってどんな1年にしたいですか?

ジョージ:すごく忙しい1年になります。今はまさにその始まりというところです。明日の公演は、今年最初の公演の一つですから。ここからすべてが始まっていくという段階です。新曲もたくさん控えていますし、ここからほとんど毎日、ライブを行なっていきます。多くのことが待ち受けていて、それをすごく楽しみにしていますし、ファンの方々も同じ気持ちでいてくれたら嬉しいです。世界中を訪れてたくさんのことを経験できるので、僕らにとってはワクワクするような1年です。僕らと一緒にこの道を歩みながらサポートしてくれているファンの方々にとっても、そういう1年になるはずですし、ここから先の冒険を始めるのを楽しみにしています。

<プレゼント情報>

取材時にリースとジョージが、そして来日公演直前にブレイクが挑戦してくれた日本語サインを、それぞれ各1名様ずつにプレゼント! 見本の日本語を見ながらリースとジョージは、自分たちの書いた日本語が相当気に入ったようで、その場で自分たちで記念撮影。2人からは「やっぱり、これは持ち帰ってもいい?」と訊かれたほど。

本人たちも手放したくなかったほどの貴重なサインの応募方法は、フロントロウ編集部のツイッターアカウント(@frontrowjp)をフォローして、以下のツイートをリツイートするだけ。応募締め切りは5月16日(火)まで。

<リリース情報>
ニュー・ホープ・クラブ
「Just Don't Know It Yet」
配信中

ストリーミングやダウンロードはこちらから。

(フロントロウ編集部)

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