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【特別拝観】美しい襖絵と庭園に魅了されます「妙心寺大雄院」

  • 2023.5.3

なかよし地蔵さんがお出迎え♪ 四季の襖絵完成記念の特別拝観です。美しい襖絵や癒しの庭園、御朱印も充実しています。5月7日迄の公開。

襖絵完成記念 春の特別公開

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妙心寺大雄院は妙心寺の塔頭寺院です。1603年(慶長8年)尾張藩家老であった石河光忠が、その父の菩提寺として慧南玄譲を開祖に迎えて、建立されました。
こちらの山門と本堂、庫裡は、京都府指定文化財に指定されています。

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入山すると、なかよし地蔵さんがお出迎えしてくれます。
2019年にお迎えされたそうで、子供たちの健康と幸せ、世界平和を祈り、皆さんに安らぎと笑顔を与えるお地蔵さんになりますように、との思いが込められています。

「千種の花の丸襖絵」
「千種の花の丸襖絵」

大雄院では、江戸から明治にかけて活躍した天才美術家 柴田是真の、随一の襖絵が残っています。明治皇室の御所、明治宮殿にあった千種の間に、柴田是真が描いた13種類もの草花の天井画がありました。その花の丸図が、戦火で失われてしまったため、保管されていた下絵を元に襖絵として復活すべく、「大雄院襖絵プロジェクト」として発足されました。日本で唯一の「宮絵師」安川和風氏によって復元され、未来に向けて残していこうと言う取り組みだそうです。

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美しい花の丸図。一つ一つ丁寧に描かれており、その繊細さや、美しさ…観ていて癒されます。

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引き手の金具も新調されていて、大雄院の寺紋が描かれています。鶴が対で二匹。こちらも繊細です。

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襖絵プロジェクトの一環で、引手金具で「生命の繰り返し、命の輪廻」が表現されています。

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四季を表現されていて、こちらは秋「栗鼠に葡萄」、夏「蟷螂に朝顔」です。こちらも繊細で、細部まで鑑賞するのが楽しかったです。

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中書院のキリシマツツジが美しい風景です。一部終盤でしたが、まだ蕾もあり、美しかったです。キリシマツツジが部屋から鑑賞できるのは、貴重だと思います。(現在花は終盤か終了していると思われます。)

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中書院へ入る前に、ガイドさんが「ここ!ここ!」と教えてくれました。キリシマツツジが床に映り込み、美しい風景でした。

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苔枯山水庭園です。奥に池があり、妙心寺内では珍しい枯山水と池泉回遊式の複合型庭園です。
緑の庭園を見ながら、ほっこりと心が洗われます。

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千種の花の丸襖絵のあるお部屋の坪庭に、石河家由来の水琴窟「掬月」があります。玉石に水をかけると、カランカラン♪と癒される素敵な音が聞こえました。

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春の特別拝観限定の切り絵御朱印「薫風」です。
襖絵の花の丸図と蓮の花が切り絵になっていて、なんとも美しい御朱印です。

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その他限定の御朱印など、充実していました。
今回は春の特別拝観の様子を紹介しました。
GW中は公開されていますので、近くへ行かれた際には立ち寄られてはいかがでしょうか?

公開情報

京都 妙心寺 大雄院 (だいおういん)
妙心寺大雄院 春の特別拝観
〜大雄院襖絵プロジェクト完成記念〜
所在地: 京都府京都市右京区花園妙心寺町52
令和5年4月16日(日)~5月7日(日)
拝観時間10時〜16時(最終受付)
拝観料600円 (予約不要)
関連ページ https://www.daiouin.com/

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