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日本勢苦しめた韓国版ACL男イ・ドングッ、Kリーグ名誉の殿堂入り!「現役を覚えていない息子に…」

  • 2023.5.8

かつてAFCチャンピオンズリーグ(ACL)でJリーグ勢と激闘を繰り広げた元韓国代表のイ・ドングッ氏が、「Kリーグ名誉の殿堂入り」への感謝を伝えた。

イ・ドングッ氏は5月2日、ソウル奨忠洞(チャンチュンドン)のアンバサダー・ソウル・プルマンのグランドボールルームで行われた「Kリーグ名誉の殿堂入り」の殿堂入り式に出席。

選手部門で第4世代の初代殿堂入り者に輝き、花束やトロフィー、殿堂入り証書を授与された。

「息子はユーチューブでしか…」

現役時代、1998年のプロデビューから2020年の引退までの23年間活躍を続けたイ・ドングッ氏は、Kリーグ通算548試合に出場して228ゴール77アシストを記録した。

Kリーグ史上最多得点記録保持者であり、最多スコアポイント(ゴール+アシスト)、フィールドプレーヤー最多出場記録なども保持している。

現役最後のクラブである全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースでは、2009~2020年の12年間の在籍でリーグ優勝8回(2009、2011、2014、2015、2017~2020年)、FAカップ優勝1回(2020年)、ACL優勝1回(2016年)というタイトルの数々を獲得。自身が着用した背番号20番は永久欠番となった。

ACLでは横浜F・マリノス、浦和レッズ、柏レイソル、FC東京、セレッソ大阪、鹿島アントラーズなど数多くのJリーグクラブと対戦。ACL通算53試合37ゴールと歴代2位の得点記録を保持している。

イ・ドングッ氏

殿堂入り式では、現役時代に清水エスパルスでも活躍した元韓国代表コーチのチェ・テウク氏が舞台に上がり、イ・ドングッ氏を紹介した。

2009~2010年に全北現代でイ・ドングッ氏とチームメイトだったチェ・テウク氏は、推薦の辞の冒頭で「私も候補だったのに、賞をくれないんですか?」と話し、参加者の笑いを誘った。

そして、「エニーニョ、ルイス、イ・ドングッ、そして私を含めた4人は“ファンタスティック・フォー”と呼ばれました。全北現代が初めてKリーグで優勝したときです」とし、「ただクロスを上げただけでもシュートを決めてくれた記憶があります。Kリーグだけで22シーズン、フィールドプレーヤーとして最多出場し、チームメイトから認められ、後輩たちの手本になりました」と現役時代を想起した。

その後、自らも舞台に上がったイ・ドングッ氏は、「まずは感謝したいです。選手としていただける賞は最後のようです。32年間選手生活をしてきましたが、一番そばでサポートしてくださった両親に感謝したいです。両親を招待したのは今日が初めてです。申し訳ない気持ちもありますが、本当に感謝したいです」と伝えた。

続けて、「浦項で生まれてプロ選手生活を始めましたが、この賞を受賞することができたのは全北での活躍のためだと思います。チェ・ガンヒ監督にも感謝したいです」とし、多くのタイトルを勝ち取った全北現代での栄光を振り返った。

そんな古巣は今シーズン、第10節終了時点で3勝1分6敗の勝ち点10とし、12チーム中10位と深刻な不振に陥っている。これにイ・ドングッ氏は「10年先まで優勝を期待できるはずの全北が良くありません。全員で力を合わせて、もう一度本来の位置に戻ってほしい」と率直な思いを伝えていた。

イ・ドングッ氏は最後に、「家族にも感謝したいです。末っ子のシアンはサッカーにハマっているのに、私が選手生活をしていたときを覚えていません。ユーチューブだけでしか見たことがないんです。それでも今回、父親がプロサッカー選手として成功し、名誉の殿堂入りを果たしたことを誇らしく思ってくれる日が来て光栄です」と感想を述べていた。

家族と記念写真を撮るイ・ドングッ氏

なお、この日の殿堂入り式ではイ・ドングッ氏のほか、選手部門で元ベルマーレ平塚(現・湘南ベルマーレ)、柏レイソルのホン・ミョンボ氏(蔚山現代監督)、チェ・スンホ氏、シン・テヨン氏、監督部門でキム・ジョンナム氏なども表彰された。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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