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「ラクしちゃダメよ」母乳信仰を押し付けてくる親戚!育児用ミルクを否定されたので抵抗した結果!?

  • 2023.5.2
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わが家と義実家の距離は車で5分。近くに親戚の家も多く、田舎にありがちな距離の近い人づきあいもあって、頻繁に親戚が義実家に集まります。その集まりに呼ばれることも多いのですが、そこでは度々驚くような子育てアドバイスを受けることがあります。ある日、4歳の娘と生後半年の息子を連れて行った集まりで遭遇した「母乳信仰」の強い親戚に対し、私が抵抗したお話です。

「育児用ミルクはダメよ」の親戚

集まりには親戚の若夫婦も来ていて、息子と同じころに生まれた女の子もいました。若夫婦にとってはその女の子が初めての子で、私は奥さんのRさんと子育ての苦労話に花を咲かせていました。そこへやってきたのが元保育士の親戚のおばさん。赤ちゃんたちをかわいがりながら、「それで、母乳?」といきなり聞いてきたのです。

「え……いきなり?」と思いつつ、私が「母乳ですよー」と答え、Rさんは「育児用ミルクです」と答えました。すると元保育士のおばさんは穏やかな顔で、「あらーそれはダメね。育児用ミルクはダメよ。ラクしないで」と言ってきました。

ダメって何!?ラクって何!?

穏やかで、でも有無を言わせないような圧力に2人で思わず固まってしまいました。実はRさんは母乳が思うように出ず、育児用ミルクにしたという経緯があったのです。ちょうどその話をしていたところに、おばさんの育児用ミルクを否定する発言。

おばさんはそのままRさんに向かって「吸わせていれば出るでしょ?」「母乳で育てたいと思わなかったの?」「私は保育士をしていたけれど、やっぱり母乳が一番って実感したの」と責めるように話し始めました。どんどん顔を曇らせていくRさんを見て、どうしても私は我慢できなくなり……。

抵抗!気づかない!でもスッキリ

「昔って育児用ミルクはそんなにダメだったんですか?!」と割って入りました。「育児用ミルクなんてお姑さんからきつく言われたものよ」とおばさんが言うので、「へぇ、ただでさえ育児が大変なのに、そんなことで責められるのはかわいそうですね」と返しました。

次におばさんはRさんに「育児用ミルクじゃ子どもをかわいいって思わないでしょ」と言うので、「え? 昔ってそんなこと言ったんですか!? 今じゃそんなこと言わないんでびっくりです~」と私は抵抗!

少し天然なおばさんなので、私の抵抗になかなか気づいてくれません。結局おばさんは最後まで私の「昔は」「今は」をつけた言葉に気づかず、母乳について語るだけ語って去っていきました。

おばさんには届かなかった私の抵抗ですが、Rさんは私が大げさにおばさんに抵抗していたのを見て「バレたらどうしようかと思ったじゃないですか!」と笑ってくれました。そして「もう、おばさんの母乳の話なんかどうでもよくなりました」と言ってくれたので、Rさんのために戦った甲斐があったかなと思います。


著者:山口花

田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。


イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ

ベビーカレンダー編集部

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