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ここ最近のトレンドに加わっている「トキ消費」という現象と言葉

  • 2023.5.1

こんにちは。情けないエミールです(T_T)

一年中で一番爽やかな季節だというのに、脚が痛くて憂鬱だ、あ~~。 後悔…という後悔の内容を公開すれば、とある日の事。 わずかに膝の痛みを覚えて、家から歩いて少しのところにある「整体院」に出かけてみた。

「膝の痛みは、腰から来ていますね。そして、腰の痛みは骨盤のゆがみです」

この説明があまりにも理詰めで、ほぼ納得がいったので、そんなこともあるものかなぁと「骨盤施術」を受けてみた。 が…これがいけなかった。

会計をすませ、帰途につく道すがら徐々に脚の付け根に痛みが忍び寄ってくる。 ん? この電気クラゲが三匹くらい張り付いたようなビリビリ感は? なんなのだ? (ホントに張り付かれたことはないけれど・・・ビリビリ感はこんな感じでは?)

この日はホウホウのていで帰宅して、明日にはよくなるに違いないと、たかをくくっていた。 しかし、この痛みは日々どんどんエスカレートしてしまい、一時期などは家の中を這っていた。

でも、そんな私の姿に同情を寄せたのか? イヤ? 違うな…、シンパシーを感じてくれたといったほうが正解かも。 我が家のネコさんがそばを離れずに行動をともにしてくれた。 かたわらに寝そべり、毛繕いやらスリスリなどご丁寧に日々のケアまで…。

>シク…シク… おそれいります。

>ネコ殿、お世話おかけして、いたみいります。

そこで、私は思いを巡らせながらハタと考えた。

この子は。家にもう一匹老猫がいるので、何とか自分が面倒をみてやらなければならないと保護者本能を発揮したのではないか?と。 ネコって意外に面倒見がよいのかも?

こうして、私はしばらくの間、ネコのケアをうけていた。

「こんにちは。情けないエミールです」 (T_T)

先月は困ったことに整体アクシデントがあり、脚止めになっておりました。 今月こそ、完治しないとネ。 体の錆びつきは感じたら、まずは新緑の中をウオーキングしながら、森林浴やバードウオッチングで、大自然のお医者さんに直してもらうのが一番みたい。 ヨモギやドクダミなど、大地が育んでくれる薬草もあるのだから、治療方針をかえてみようかな。

さてさて、今月のお便りのメインテーマは「トキ消費」です。

「モノ消費」や「コト消費」という言葉までは知っていたものの、さらにヴァージョンアップして、ここ最近のトレンドに加わっているのが「トキ消費」という現象と言葉。 最近といっても2017年くらいには、すでに巷で静かなブームを迎え、コロナ禍の時代に突入してから、再び注目を浴びているのだそう。

でも、そもそも、「トキ消費」ってナニ?

もの知りの友人の聞いてみたところ、モノ消費やコト消費に続くトレンドで、モノやコトとの違いは、その時、その場でしか感動できないことなどを含めた価値消費。 ということは、言い換えると「自己参加型の体験消費」とのことだった。

どうやら、与えられた状況を、ただじっと見ているだけではなく、「二度とこの凄い体験ができない」という感動に対する消費ともいえる。 そのような説明だった。

もう少し突っ込んで聞いてみたら、こんなふうにも。

オンラインのライブなどでは、コメントや投げ銭で参はできても、まったく知らない人どうしが同じ、時間と空間でリアル体験をするという感動の共有は難しいでしょう? だからこの頃、余計に「トキ消費」にスポットがあたる大きな理由になるのではないかしら。 つまり、みんなと同じ場所で同じ価値を共有しあい、トキを消費する…。

でも、これからは、もっともっとこのような形が進化していきそうな気もします。 リアル&デジタルが合体した形の「ハイブリッド型コト消費」なども誕生するかもしれないわね…と。

そうかぁ~と妙に感心してネコの傍に行くと、すり寄ってきた。 毛づくろいをさせてくれたので、お礼にあの子の大好きな、とっておきの缶詰を開けてやらなくちゃネ。

ネコとエミールの「トキ消費」って物々交換? まぁ、それはそれでイッカ =^_^=

エミール

足を温めてくれているところです。

ピアノを弾いているとジャマしてきます。

お話/神野さち(エミール・シェラザード)先生

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