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本当は聞きたくもない…! 「女友達からの幸せアピール」ムカムカ対処法

  • 2023.4.29

婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!

お悩み:27歳婚活中…女友達の恋バナや妊娠ネタが正直しんどい

『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。
みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!

さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。

お悩み:27歳のOLです。2年ほど付き合った彼氏にフラれてしまい、新しい出会いを探して婚活に励む毎日です。
しかしその一方で女ともだちに会うと、最近は必ずと言っていいほど、結婚が決まった子にプロポーズ話を聞かされたり妊娠中の子から「胎動が愛おしい」などと言われたりして、正直しんどくて…。私がフラれたことも婚活中であることも知っているのに、わざわざ自慢しなくてもとうんざりした気持ちになります。

焦りたくないけど、どうしても自分と比べて焦ってしまうし、友人たちの幸せを素直に喜んであげられません。そして、そんな風に卑屈になってしまう自分もすごく嫌なんです。
こういう時はどうやって心に折り合いをつけたらいいのでしょうか。(27歳・会社員)

脳内お花畑でもいいじゃない!

私が長く付き合った彼にフラれてしまったことも婚活中であることも知っているのだから、傷を抉らないよう話題に気を遣ってくれればいいのに。わざわざ私の前で幸せアピールしないでよーー。

相談者さんの心のうちを代弁すると、つまりこういうことですよね。

なるほど、言い分は理解できます。プロポーズの詳細や胎動の愛おしさを聞かされたところで、彼と別れたばかりの相談者さんが共感できるわけもなく、確かに少しばかり配慮が足りないかもしれませんね。

しかし自分が逆の立場だったらどうでしょうか。結婚・妊娠・出産って、女性にとって人生を通じても最大クラスのイベントです。幸福の絶頂にいると言っても過言ではないはず。そんな時くらい、周りを気にせず浮かれたって仕方がないと思いませんか。脳内お花畑状態だっていい。人生良い時ばかりではないのだから、むしろ飽きるまで幸せに浸っておくべきです。

相談者さんも本当はわかっていらっしゃると思いますが、長い人生のいっとき幸福を堪能している友人たちに対して「自慢してる」とか「うんざり」などと感じてしまうのは、100パーセント受け取る側の心の問題なのです。

心から幸せを祝えなくても…

もちろん誰にだって人の幸せを素直に喜べない時があります。「なんで私だけ」と卑屈になったり妬ましい気持ちを抱いてしまうこともある。それ自体は自然なことです。

ただ先述の通り、モヤモヤしてしまう原因は相手ではなく自分にあることを忘れないでください。自分の事情で心に余裕が持てていないのだから、相手を責めるのはお門違いです。

心から喜べなくても仕方がありません。内心「うんざり」と思っていたっていいんです。けれど、だったらせめて演技でも良いから「おめでとう!」と笑ってあげませんか。

不快な気持ちを表に出してしまうと、結局は自己嫌悪に陥ります。「なんであんな態度とっちゃったんだろ…」ってさらに惨めになってしまいます。

それなら無理やりでもフリでもいいから喜んであげて、「そんな私、偉い!」と自画自賛して折り合いをつけたほうが、自分も相手も幸せです。

筆者紹介

安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営
慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。

©Irina Velichkina/Getty Images

文・安本由佳

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