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アメリカで妊婦は油断出来ない…?→警察が待ち伏せしている理由【いきなりアメリカで子育て(30)】

  • 2023.4.29

<アメリカで妊婦は油断出来ない…?→警察が待ち伏せしている理由>いきなりアメリカで子育て[#30]

日本ではまだチャイルドシートが普及していなかったころ、娘を妊娠したカリフォルニアではすでにチャイルドシート設置が義務づけられていました。

息子は日本での出産だったので、退院の時は父母が車で迎えに来てくれ、私は後部座席に息子を抱っこして帰宅しました。
しかし、カリフォルニアでの出産では、退院までに絶対にチャイルドシートが必要だったのです。

そんなカリフォルニアの友達の間でまことしやかに言われていたのは「病院の駐車場には警察官が隠れている!」という噂。

なんと、病院で生まれた新生児を家に連れて帰るときに、ちゃんとチャイルドシートが使われているかどうかを警察が見張っているのだとか。
その話を何度となく聞き、「ばかばかしいけどホントなのかも?!」と思い始めた私。

更に、「どこかの駐在員がチャイルドシートを付けておらず逮捕された」とか、「病院から退院できなかった」なんて噂まで聞こえてきました。

検診で病院に行ったときは、警察官がいないかきょろきょろ見まわしたりして、はたから見たらきっと挙動不審だったかもしれませんね(笑)

そんな日々でしたが、上の息子の世話など毎日を忙しくしているとあっという間に臨月に。

しかし、検診中は駐車場できょろきょろしていたにもかかわらず、我が家ではまだ新生児用のチャイルドシートをまだ購入していませんでした。

友人が貸してくれた新生児用のシートがあったので、新しいものを購入するかどうか迷っていると、なんと娘は予定日よりも3週間も早く生まれてしまったんです。

出産後に帰宅する当日、もちろん新しいベビーシートは購入していませんから、友人に借りたシートを使うことに。

夫にくれぐれも取り付けを忘れないようにお願いし、迎えに来てもらい、娘を寝かせ車に乗せたのでした。

別に悪いことはしていないのに、警察官がいないかきょろきょろしながら車に乗り込み、駐車場を後にした時は妙にほっとした事をよく覚えています。

今思えば、チャイルドシート1つでドキドキしていた自分がおかしく思える体験でした。

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