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「夫がいる方が孤独。日中ひとりで育児している方がマシ」そう思ってしまう理由は<セルフねんね>

  • 2023.4.29

ゆのさんは娘のゆらちゃん、夫の3人家族。1歳7カ月になった今では、ひとりで“ねんね”できるようになったゆらちゃんですが、ここまでの道のりはゆのさんにとって、決して平坦なものではありませんでした。ゆらちゃんは出生時に、無呼吸発作と低体重が原因で保育器の中で過ごしていました。「いつまた呼吸が止まるかわからない」という不安に駆られ、ゆのさんはゆらちゃんが大泣きすると泣き止ませたい一心で抱っこをするように。やがてゆのさんは体力も精神も限界に……。夫への不満、そして孤独感を深めていってしまいます。

ある日の夜、ゆらちゃんをベッドに寝かしつけることに成功したゆのさん。夫に「何かあったらよろしく!」と伝え、自分の用事を済ませていると……。

「ええええぇぇぇん!」

ゆらちゃんが大泣きする声が聞こえてきました。

慌てて部屋に戻ると、対応を頼んだはずの夫は熟睡!育児を手伝おうとしない夫に不満が込み上げてきます……。

止まらない夫へのモヤモヤ

※ソファで抱っこしたままママが寝てしまうと、ソファから赤ちゃんが落ちてしまう危険があります。ママが添い寝をしながら赤ちゃんに授乳する「添い乳」などにして、赤ちゃんの安全を確保しましょう。ただし、添い乳の場合は、ママが眠ってしまうと赤ちゃんに覆いかぶさってしまったり、鼻を圧迫したりする危険もあるので、注意しておこなってください。万が一眠ってしまいそうと思ったらおっぱいから赤ちゃんの口を離し、授乳をやめましょう。

夜泣きするゆらちゃんを抱っこし「寝ておくれ!」と心の中で唱えながら授乳するゆのさん。

授乳している最中、気持ちよさそうに寝ている夫を見ていると、「いいなぁ。眠くなったら横になってすぐ寝られて。朝までぐっすり眠れて……」と、うらやむ気持ちがふつふつと込み上げてきました。

一緒に親になったはずなのに、一緒に助け合って育児したいのに……。近くにいるのに助けてくれない夫に対し、寂しい気持ちになるゆのさん。

しかし、すぐに、

「どんなに孤独でも、どんなにクタクタでも育児は待ってくれない」

「私がお母さんだから、しっかりしなきゃ……!」

と、自分をどうにか励まします。

それからゆらちゃんの夜泣きもおさまり、無事ベッドに置くことができたゆのさん。

「やっと横になれるー!」

解放されたゆのさんは、幸せを噛み締めながら布団に入りました。しかし……。

「今日もハードだったな〜。明日はもう少し早く布団に入れるよね…?」

と不安や心配事が頭の中によぎり始めます……。

「寝なくちゃ!」と思えば思うほど眠れず、余計なことを考えてしまうゆのさん。

そうこうしているうちに、ゆらちゃんがまた泣き始めてしまったのです。束の間の休みにも、眠ることができないゆのさんでした。

家事や育児を全部ひとりでこなすことは本当に大変なことですよね。寝る時間をしっかり確保できずにつらい気持ちを抱えている中、ゆのさんの目の前には気持ちよさそうに寝ている旦那さん。近くにいるのに余計に孤独を感じてしまうというのも無理はないですよね。早い段階で旦那さんにつらい気持ちを打ち明けられるといいですね。

監修/助産師 松田玲子


著者:マンガ家・イラストレーター ゆの

ベビーカレンダー編集部

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