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「この調子でいい父親に」友人の妊娠話がつらい|不妊治療中にがん告知されました

  • 2023.4.28

この物語は、著者・海原こうめさんの読者さんの体験談。主人公・シカさんは不妊治療中でしたが、夫ががんになってしまい状況が一変します。夫の命が何より大事だと思いながらも、子どもを望む気持ちを捨てられないシカさんが自分なりの答えを見つけるお話です。自分の気持ちを押し込めて、友人をお祝いしようと決めていたシカさん。友人が不妊治療に成功した話を聞きます。『不妊治療中にがん告知されました』9話をごらんください。

子どもを望む気持ちはありつつも、夫のがんの治療を優先するため自身の心にふたをしたシカさん。そのようなタイミングで、不妊治療に成功し幸せの真っ只中にいる友人の話を聞くのはつらいですよね。

他の家庭と比べても仕方ないと理解しつつ、複雑な思いがグルグルと渦巻いてしまいます。

夫婦で導き出した幸せのかたち

このお話は、不妊治療中に夫ががん告知を受けた夫婦のエピソードを漫画にしたものです。30歳を目前に不妊治療を始めたシカさん。そんな矢先に、夫に大腸がんが見つかります。

「子どもがいる」「結婚をしている」「お金がある」…「幸せ」に対する指標は人それぞれ異なります。何かを諦めることで、失う悲しみがあるかもしれません。ですが、選択肢を「諦める」のではなく、自分で「選んだ」と思えるのであれば、気持ちの向き方や歩み方も違ってくるのかもしれません。

様々な葛藤を抱きながらも、2人で生きる道を選んだシカさん夫婦。『不妊治療中にがん告知されました』は、一瞬一瞬を大切に思いあいながら支え合う夫婦の姿から、「幸せ」のかたちについて考えさせられるお話です。

著者:chochiro629

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