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韓国Vリーグ男子に初の日本人選手誕生!パナソニック伊賀亮平&大竹壱青がアジア枠ドラフトで指名

  • 2023.4.28

韓国プロバレーのVリーグ男子部で史上初となる日本人選手が誕生した。それも同じ前所属チームから2人もだ。

4月27日、済州(チェジュ)サンホテルで行われた「2023KOVO男子アジア枠トライアウト」の最終ドラフトで、水原(スウォン)KEPCOビッグストームがリベロの伊賀亮平(28)、ソウルウリィカード・ウリィWONが大竹壱青(27)を指名した。

日本人選手では今村貴彦(29)もドラフトに参加したが、男子部全7チームからの指名はなかった。なお、3人はいずれも日本でパナソニックパンサーズに所属していた。

伊賀の決意「韓国での生活は初めてだが…」

KEPCO率いるクォン・ヨンミン監督はドラフトで伊賀を指名した後、満面の笑みを浮かべた。ドラフト以前から注目を続けてきた選手を無事に獲得できたことで、“勝者の笑み”を浮かべたわけだ。

(写真提供=KOVO)伊賀亮平(右)にKEPCOのウェアを着せるクォン・ヨンミン監督

実際、伊賀は今回のアジア枠トライアウトに参加した選手24人のなかでも有力な指名候補の一人だった。

特にリベロ補強が急務だったKEPCO、大韓航空ジャンボスの“二つ巴”が予想されたなか、2番目に指名権を得たKEPCOが同3番目の大韓航空より先に伊賀の指名に成功した。

伊賀は韓国Vリーグ史上初の外国人リベロとしてKEPCOでプレーする。

「実質的な1番目(指名)ですね」と伝えられたクォン監督は、「2番目だからこそもっと気分が良い。3位だった大韓航空も決して悪い順番ではなかったが、我々が大韓航空より上の順位で出ようと思っていた。2番目ではあったが、(1番目が)リベロ補強の構想がないサムスン火災ブルーファングスだったので安心した」と笑顔を見せた。

(写真提供=KOVO)伊賀亮平

伊賀は安定したレシーブとディグ、さらには二段トスまで優れた経験豊富なリベロだ。パナソニック時代にはVリーグ優勝も経験した選手である。

クォン監督はイ・ジソク(25)、チャン・ジウォン(22)ら既存のリベロに対し「学ぶことがあれば学ぶ必要がある」と発破をかけた。

また、「2人も優れた選手ではあるが、重要な場面で揺れることがある。リベロに限らず、(オポジットスパイカーの)ソ・ジェドクや(アウトサイドヒッターの)イム・ソンジンの助けにもなるはずだ」と伊賀獲得の効果も期待した。

伊賀を「経験が多い。映像をチェックした時点で気に入ったし、練習試合も見て“大丈夫だ”と思った」と称賛した指揮官は、「無理なくチームにフィットすることができれば、上手く活躍できるはずだ。(オランダ人アウトサイドヒッターの)タイスとの再契約を考慮している途中だが、彼のことも助けられるリベロだと思う」と期待を示した。

韓国Vリーグを通じて海外初挑戦となる伊賀は、「名前が呼ばれたとき、とても嬉しかった。KEPCOは強いチームだというイメージがある。韓国での生活は初めてだが、すべての試合に全力を尽くして臨みたい。長所はあるが、起伏のない安定したプレーをお見せしたい」と意気込みを語った。

そして最後に、「日本のVリーグで優勝した経験はあるが、近年はなかった。韓国では必ず優勝を果たしたい」と力を込めた。

(写真提供=KOVO)大竹壱青

なお、2023-2024シーズンのVリーグは来る10月に開幕する予定だ。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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